[:ja]「米中対立の深淵を読み解く」倉澤治雄氏(1952年6月2日生まれ・双子座)のズーム講演会を拝聴いたしました[:]

2020年08月29日(土)10:28 PM
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「米中対立の深淵を読み解く」倉澤治雄氏(195262日生まれ・双子座)のズーム講演会を拝聴いたしました

 

アメリカと中国、この二大大国がこのところなんだか仲が悪い雰囲気。

まさか戦争に・・・そんなことにならないで欲しい。

そんな気持ちもあり、真剣に倉澤氏の話を聞いてしまいました。

あらっ、倉澤氏のお顔はどこかで見たような・・・・。

東日本大震災のときテレビで解説に追われていたとおっしゃっていました。

そうだわ、以前報道番組で拝見したことがありました。

元日本テレビの報道局開設主幹でもいらっしゃったこともあり、

どうりでお話の仕方もとてもスムーズです。

それに双子座生まれですから、情報を扱う報道番組の仕事はまさに天職でもありますね。まさに水を得た魚、倉澤氏は面白く楽しく、難しい話を解説してくれました。

 

アメリカと中国、どちらもお金と力で世界をリードしています。

特に中国は習近平国家主席(1953615日生まれ・双子座)2013年中国の最高峰、国家主席に就任してから、その発展には凄まじいものがあり、

2018年習近平が「科学技術強国を目指す」と言ってからは

科学研究費の伸びも素晴らしく、2019年には科学技術の特許数が中国は47年間もの間、トップを守り続けていたアメリカを抜いて、ついに世界1になりました。

また、科学の論文数でも2020年、アメリカを抜いて世界1位になっています。(日本は世界五位ですが、その数たるや情けないほど少ない)

中国の研究者の数はアメリカの研究者の数を優に超えているそうで、

1978年には中国からアメリカ、海外への留学生の数はたった1000人程度でしたが、

2020年にはなんと65万人が留学生として学ぶために中国から出ていっているそうです。

日本の東大にも留学生枠ではなくて、一般受験の枠で中国人が入ってきているそうで、東大大学院は今では三割ほどが中国から学びに来ている人だそうです。

 

双子座は「知性、学生、情報」など学ぶ星である水星が支配している星座です。

習近平は双子座であるということで「学ぶことの大切さ」を国民に教えることができるのかもしれませんね。

最初は真似でもいいからやってみる、そのうち、力がついてきたら、真似ではなくてホンモノが生まれてくる。

ひと昔前は、中国人の書く論文なんてインチキでいい加減だと言われていたそうですが、今では中国人の書く論文はかなりの高品質になってきているそうで、

中国人の論文は量、質ともにアメリカを凌駕しつつあるそうです。

 

東大名誉教授でもある藤嶋昭先生(1942310日生まれ・魚座)のノーベル賞に近いと言われている光触媒の研究においても、藤嶋先生のお弟子さんたちに沢山の優秀な中国人の若者がいて、今後上海に研究拠点を移すかもしれないという話も出ていると、主催者からの話もありました。

 

中国の指導者は昔から理系が多く、日本のように文系ばかりが指導者、政治家になるのではなく、習近平の後継者になる若者たちも、現在、欧米に出ていき科学技術を身につけてきている者たち中心となっているそうです。

そして中国は一貫して科学技術を重視し、それに従って政策をとっているそうです。

 

あらら、恐れ入ります。

 

日本は相変わらず、指導者には二世議員ですか?

科学技術などわからなくてもいい、とにかくお父さんが政治家で偉い人だったのが最高の条件?

安倍総理の後継者・・・・はっきり言ってこんなつぶれそうな日本(会社)の社長をやりたいなんて人、誰もいないのでは?

後継者になる人はただ、「総理」というレッテルが欲しい人かもしれない。

誰も今はやりたくない、次の次くらいにやりたい!これが本音だと思いますね。

 

さて、中国のデジタル化、これもスゴイ勢いですね。

中国のモバイルユーザーはなんと8億人だそうで、

顔認証システムの導入もすさまじく、なんと6億台もあり、

どこに誰がいるかなど、たった10分で確認できるほどだそうです。

また昨年、月の裏側に史上初めて中国の探査機が降り立ちました。

アメリカも月の裏側には行けていないのに、中国は降り立つことができたのです。

また今年コロナ禍の中、驚いたのが中国の武漢に、千床もある大きなコロナ感染症患者のための病院をたった十日間で建てたことです。

これには中国のデジタル技術を総動員したと言われているそうです。

日本ではとてもできない素晴らしい技術です。

 

「世界の工場ではなく、世界の科学立国になる」と明言した習近平氏、

今度、2040年中国建国100周年に向けて、新たな目標も設定しています。

多くの技術者、優秀な存在の収集です。

 

中国の代表的企業、ファーウエイですが、(ファーウエイは持ち株会社なので、株はすべて96000人の社員一人づつが持っているそうで、役員も代表も社員の選挙でえらばれるという珍しい会社です)

そこの研究開発費は2兆円、

売上の10パーセントから15パーセントを研究開発費に回しているそうです。

その2兆円の中でも、すぐに役に立つ研究ではない、地道な基礎研究に、

3割ほどのお金を費やしているそうです。

ちなみに、日本のNECの研究開発費は1000億円だそうです。

NECの20倍もの研究開発費を費やしているファーウエイ。そのすごさがわかるようです。

日本の上場企業の内部留保の金額はなんと463兆円にものぼるそうです。

そんなにあるのに、社員のお給料に回すこともあまりなく、社員教育というか、最先端技術の開発、人材開発に

お金は回さないのでしょうか?

今は何がなんでもお金を使い、日本の未来を担う社員育成に力を入れたほうがいいと思いますけれど。

 

また荒井寿光氏(元特許庁長官・山羊座)は教えてくださいましたが、

中国はアメリカ、EU、日本などの良いところをすべて真似したいと思っているので、特許の裁判所を作ってしまった。

それも最高裁での知財専門の裁判所だそうで、それはアメリカにも日本にもまだないそうです。

しかも、そこの裁判官になる人も法科卒の科学の全くわからない人ではなく、

ちゃんと世界で理系でも学び、科学技術のことも知識として理解している人物が裁判官になっているそうです。

 

日本でも特許や科学的な裁判あると思うけれど、弁護士さんや検事さん、裁判官で理系の科学技術を世界で学んできている知識のある人はいるのでしょうか?

 

こんなことからしても、中国は奥ゆきがある、しっかりとどういう国になりたいという目標もあり、それに向かって驀進している。

 

倉澤治雄氏のお話で一番驚かされたのが、

「千人計画」です。

皆様ご存知でしたか?

初めて知り、驚きました。

海外のハイレベルな人材を招致する計画のことです。

 

今年の128日にアメリカのハーバード大学の教授であるチャールズ・М・リーバー(195949日生まれ・牡羊座)が司法省に逮捕されたというのです。

倉澤治雄氏もびっくりしたとのこと。

リーバー教授はノーベル賞にも近いと言われているそうなのです。

その人がアメリカで逮捕。

 

リーバー教授は武漢理工大学でも教鞭をとっていたそうで、

それをハーバード大学に知らせていなかったそうなのです。

それで虚偽、詐欺などの容疑で刑事起訴されたそうです。

星占いでみると、リーバー教授の大学、海外の室には大吉星・木星が輝いていることから、海外運、大学運は生まれつきとても良い人です。

アメリカにしても、中国にいても、どちらにいたとしても大学教授としての才能は発揮できるはずです。

 

千人計画ってすごいですよ。

なんと年間1600万円もらえる

五年間家族もみんなビザがもらえる

税金はなし

研究費はいくらでも使える

 

しかもリーバー教授はそれプラス、毎月5万ドル 530万円?

毎月貰っていたそうなんです。

 

リーバー教授にハーバード大学と武漢理工大学と一緒になったような大学を創設してもらいたという中国側の意向もあり、そのような待遇だったのでは?と言われていますが、それにしてもスゴイ額。

日本の研究者もこんなに待遇がいいのであれば、本当に実力があれば、

その昔はアメリカに行くというのが常だったかもしれませんが、

これからは中国に行く。というのが常になるのかもしれませんね。

 

とにかく中国では年間850万人の生徒を教える先生、教授が不足しているそうなので、優秀な人材はとにかく引っ張ってきたいと思っているそうなのです。

 

どれもこれも、中国を立派に科学立国にしたいという大きな理想を掲げて、それを実現するための手段です。

中国はひたむきにコツコツと一つづつ目標達成に向かっている。

 

それに比べて申し訳ないけれど、日本はいったいどんな国になりたいの?

どんな方向に行きたいの?

倉澤治雄氏は日本はアメリカの同盟国として、中国の貿易国として、しっかりと自分の意見を伝え、その二つの大国の間に入り、異なるところに折り合いをつけ、うまくやっていって欲しいと結んでいました。

 

「働かざる者、食うべからず」という言葉がありましたが、

今は「学ばざる者、食えなくなるはず」なのです。

 

今後、日本経済も2026426日まで立ち直りに時間はかかります。

さあ、皆さまお勉強でございますよ。

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