The NEXT GENERATIONの取材を受け
「次世代につぐ」ということで各界の色々な人の仕事、こだわり、若者へのメッセージなど伝えているThe NEXT GENERATIONというHPがあります。
素晴らしいので是非皆様覗いてみてくださいね。
https://the-next-generation.jp/
貴社の取材を受けたので、いつもは考えていないような星占いの仕事のことを
改めて考えさせられました。
「仕事へのこだわり」は何だろうか?
星占いだから当然「当たる」ことへのこだわりは昔からあります。
3割バッター目指しています。といつも言っていますよね。
恩師の故・銭天牛先生も「3割バッターになればたいしたものなんだ」
「だから占いでも3割当たればすごいことだよ」といつも言っていらっしゃいました。
星占いは12ある星座と10個の太陽系の惑星との組み合わせを見て、
それがどういうことかを判断して、性格、運命を占うものです。
頭の良い人であればすぐに12星座、天体の10惑星を覚え、
星占いの理論も学ぶことがあれば、2、3日で星占いができるようになるでしょう。
中学生も80歳の大人も同じです。
東大出も中卒出も同じです。
しかし、そのたった12星座と10個の惑星しか材料はないのですが、
それを読み取る技術に差が出るんです。
読み取る技術。これには占い手の奥行とか、環境、性格などが反映されて、
一人一人全く違う答えが導きだされることもあるんです。
10歳には10歳なりの、80歳には80歳なりのテクニックで答えの違いがあります。
また、年齢、知性だけではなく、表現力、創造性などが加わります。
フィギュアスケートの試合では、テクニカル点とアーチスティック点と
2つあわせて判断されますが、星占いを行うにもテクニカルとアーティスティックと2つの要素があります。
人には感情がありますから、アーティスティックな部分での表現力、創造力が星占いを扱う上で実に大事に
なってきます。
表現力、創造力を発揮するためには誰よりも好奇心旺盛となり、探求心旺盛となり、
自分が無知であることを理解することが大切です。
それが不足していると全く相手には通じない、押しつけがましい、おかしな方向へと向かってしまうこともあるんです。
ある意味、占いは「海王星」が守護星ですから、「芸術」でもあります。
占い手は占いの品質向上を目指さなければなりません。
テクニカル面でも高得点、そしてアーティスティック点にも高得点を目指す。
イコール品質向上を常に心がけ、目指していかなければならないと思っています。
星占いは一回セオリーをマスターしたら、それで終わりではありません。
その後は、占い手、自分の品質向上のための努力が一生続きます。
弁護士は法律を扱います。
銀行員はお金を扱います。
ジャーニリストは情報を扱います。
医者は命を扱います。
そして、星占い師は人生を扱うのです。
だからこそ、自分の形式知、暗黙知を高めていく責任があるのです。
と、偉そうに云いながら、デブ化したお腹を見つめ、
夕飯はやっぱり野菜スープに留めておいたほうがいいかな?それともところてんにするかな?
とつまらないことを考えているのでした。