クライム101 作家は蠍座
現代アメリカを代表する犯罪小説の巨匠ドン・ウィンズロウ(1953年10月31日生まれ・蠍座)の原作を、主演のクリス・ヘムズワースをはじめとする豪華キャストの共演で映画化したクライムアクションスリラー、
「クライム101」を映画館で観ました。
たまたま空いた時間に丁度やっていたのがその映画だったので
たまたま見ることになりましたが、映画が終わってから
実に不思議な気持ちになりました。
こんな、なんていうのか、へんてこな気持ちになったのは初めてです。

映画はハッピーエンドなんですけどね。
ハッピーエンドといえば、やり手の刑事が最後に犯罪者を逮捕して終わるとか、たいてい法的に正しい人が勝つのが普通ですよね。
でも、この映画は違うんです。
映画の最後は犯罪を犯したけれど、犯罪者はハッピーになる
犯罪を助けた普通の会社員もハッピーになる、
犯罪者を追いかけていた刑事もハッピーになるというシナリオです。
主役のデーヴィスは殺人と危害を加えない101号線沿いで連続して雇い主から仕事を請け負う強盗犯、彼にはボスがいて、その人の指示に従い4年間も強盗稼業を続けていた。シャロンは保険会社で真面目に働いて男性もできないような高額な取引などまとめて頑張ってきたというのに、女性だという理由で社内では出世できない、ひどい仕打ちを受けている。デーヴィスから高額商品を奪う話を持ち掛けられたとき、一時はとんでもないと断るけれど、会社上司の意地悪な態度に愛想をつかし、ついに犯罪に加担することになる。
そこにボロボロの車で警察からもポンコツと言われている老刑事ルーも登場します。警察の中でも異端な存在、彼だけがデーヴィスを注視していたのでたった一人でデーヴィスを追いかける。
1100万ドルの宝石は保険会社社員のシャロンの協力でうまく盗むことができたけれど刑事にばれてしまう。
しかし、最後は刑事ルーはデーヴィスもシャロンもおとがめなしとして
逃がしてしまう。シャロンは退職金替わりは1100万ドルの宝石を手にすることとなり、デーヴィスは自由の身となり、老刑事ルーはデーヴィスの乗っていたキャデラックCT5V高級車をもらい、みんながハッピーエンドとなります。
2026年のアメリカ・イギリス合作映画です。
蠍座の作家さんだから、情愛深いところに焦点があり、
犯罪でした生きられない人もいる
女性だからと言って出世できないアメリカ社会も現実に存在する
警察だからと言ってみんな正しい判断をしているわけではなく
ボロボロの警官でもちゃんと正しい判断をする人もいるフォームの始まり
そういう社会が今なんだと表現したかったのかしら?
昔から犯罪者、大泥棒が主人公でハッピーになる映画はありましたよね。以前なら良かった、逃げられてほっとした思い、気持ちよく映画館を後にできたけれど、今回はなんだかすごくへんな気持ちにさせにさせられたのはなんででしょう?
アメリカ、イスラエルによる国際法無視、あまりにも酷い国際人道法と国際法秩序の無視、そんなことが実際に行われている今だから、なんとなく、へんな気持ちになってしまったのかもしれませんね。
弱者とは誰なのでしょうか?悪者は誰なのでしょうか?など考えさせられたのかもしれません。

