「何もしないほうが得な日本」太田肇氏の本を読み
「何もしないほうが得な日本」太田肇氏
新年初の紀伊国屋参りで素晴らしい本と出会いました。
「何もしないほうが得な日本」太田肇
今の日本、どこかおかしい!このままだと衰退の一途!
どうしたらいいの?
多くの人たちが心配しています。
星占い師としてはさらに不安です。
何故ならこれからさらに経済悪化、二極化激しくなり
ノアの箱舟に乗れない人は流されていくのです。
2026年4月25日に向かって。
この本にはどうしてそんな日本になってしまったのか?
その明確な理由が記されていました。
本当にズバリ言い当てていると思います。
皆様も新年からすっきりしてください。
とても読みやすいですよ。
サブタイトルにもあるように
今の日本社会は会社もPTAも地域社会活動もそして政治家も官僚も家庭も生徒も子供たちもみんな「消極的利己主義」が蔓延し「何もしないほうが得」病にかかっているそうです。
よく若者は無気力などと云われることもありますが、
決して日本人は無気力ではないのです。
自ら進んで打算的に合理的に損得感情で、「何もしない」という選択を多くの人たちがしているということです。
挑戦と保身を図りにかけて、「何もしないこと」を選択しているのです。
それは昔から日本全体が村社会と云われているようにどこでも共同生活の場、集団活動があるので、その中で賢く生きるために「保身」のために、多くの人たちは何もしないでいることを選択しているわけです。
チャレンジなどすると周囲に迷惑をかけたり、出世できなくなる、恨まれる、生きづらくなるので、そんな大それはことをしない、最後まで無難に過ごしたいからなのだそうです。
たとえそれが見せかけの勤勉、見せかけの忠誠心であったとしても、
今の日本人の大部分は頑張って、目立ち、孤立無援になってしまうのを恐れている。
そうやって、学生も親も社員も経営者も官僚も政治家も、みんな保身に走っているので
日本の進化は世界的に大きく出遅れていく。
コロナ前のギャラップ社の調査によると、日本では「熱意がある社員」がわずか6パーセントにすぎず、139か国中なんと、132位となっているそうです。
今まで日本は発展するために利益共同体の組織が頑張っていたけれど、
繁栄していくための意志と構想を欠いていた社会だったために
こんな情けない人たちの集団になってしまったということです。
「失敗を恐れずチャレンジしてください」
「新たなことに挑戦していこう」などと企業の社長たちは口をそろえて言うけれど、
号令だけは勇ましい日本ですが、それを実行する気などさらさらない人たちで溢れている。
それは何故か?
日本の共同体がそんなことをよしとしないから、何もしないで欠点のない人でないと、
上に行けないから。秀でている人であっても日本ではよほどのことがない限り評価されないから。
良い大学に推薦してもらえなから、良い就職ができないから、出世できないから・・・・。
どんなこともそうなってしまったことの明確な理由、病気の原因がわかれば治療法もあるというものです。
多くの人たちの心が変化して、「何もしないほうが得」ではなく
「何かしたほうが得」という社会に変化していけば、日本も少しは浮上することがあるかもしれませんね。
今年は大吉星・木星が牡羊座を運行、4月17日までは「挑戦」することに意義のある年となっています。
確かに新たなことにチャレンジするにはリスクがあります。
周囲の目も厳しいかもしれない。
それでも何もしないで沈んでいくより、足掻いて沈んだほうがまだましではありませんか?!
星占いファンの皆様は大いに足掻いていこうではありませんか。
あまりにも感動したので太田先生にメールし感謝の言葉を告げたところ、
なんと新年3日の午前2時過ぎに先生は起きていらしてお返事くださいました。
先生は今年も挑戦する気十分、戦うのですね。応援します。