2月12日今日は「ブルシット・ジョブ」の名付け親、デヴッド・グレーバーの誕生日
2月12日今日は「ブルシット・ジョブ」の名付け親、デヴッド・グレーバーの誕生日
平野歩夢選手(射手座)、鍵山優磨選手(牡牛座)など次々とメダル獲得し、
幼い頃からの長年の夢を叶えています。
羽生結弦選手は惜しくもメダルには届かなかったものの、前人未到の4回転アクセルに挑戦し、あと少しで片足着氷することができるところまでこぎつけていました。
オリンピアンを見ていると、清々しい気持ちになり、
いい生き方している、いい時間を過ごしていると思いますね。
羨ましい。
それでは普通の私たちはどうでしょうか?
無駄ではなく、いい時間、自分の未来のためになる時間をキチンと過ごすことができているのでしょうか?
昨日の自分より今日の自分が進化しているでしょうか?
星占いの目的は、「昨日の自分より今日の自分が星占いを利用して進化すること」なのですから、とても気になるところです。
アメリカの人類学者であった故デヴッド・グレーバー氏(1961年2月12日生まれ・水瓶座)
は、亡くなる2年前の2018年に「ブルシット・ジョブ」という本を出版しています。
ブルシットとはくだらない、無意味なという意味で、
「ブルシット・ジョブはくだらない仕事、無意味な仕事」ということです。
多くの人たち労働者は無意味な会議、管理業務などに時間を費やされてしまい
本業に割く時間が少ない
リアルワークはせいぜい40パーセントくらい。
そうでしょう?!
やっていて楽しい、ワクワクする仕事であったり、人のためになると思える仕事であったり、社会貢献できると思える仕事をする時間は一日のうち40パーセントくらいの時間しかないかもしれませんね。
それ以外は雑用?「なんでコレが必要なの?」という仕事かもしれない。
著者の故デヴッド・グレーバー氏は水瓶座生まれ。
水瓶座は「自由」「平等「博愛」の申し子です。
きっとグレーバー氏の感性がこの本を書かせたのかもしれませんね。
「複雑化の教育論」の著者である内田樹先生(天秤座)も著書の中でブルシット・ジョブについて詳しくお話しくださっています。とても面白い本ですから是非皆様読んでくださいませ。
天秤座もバランス感覚抜群の星。
天秤座のバランス感覚が「これ、おかしい」と叫んでいるのかもしれません。
コロナ・パンでミックになってから、「どうしても、その人たちがいないと世の中が回らない」という仕事に従事している人たちは実はかなり少ないということがわかりました。
そういう人たちはエッセンシャルワーカーと呼ばれています。
具体的には医師、看護師、介護士など医療に携わる人たち、運送業者、郵便局員、小売業など流通にかかわる人たち、電機、ガス、水道のようなインフラインや公共交通、通信網など社会的インフラを維持する人たち、行政の現場にいる公務員、警察官、消防士など治安、防災にかかわる人たちなどです。
しかし、その人たちの給料はそれほど高くない。
(そうだわ、医師でもテレビに出てお話してくださる尾身会長(双子座)はかなりの高額所得者ですが、毎日コロナ患者の家を訪ねて処置に当たっているドクターは最悪の場合、命さえも奪われてしまうこともあるのに、尾身会長の給料よりはずっと、ずっと下でしょうね。)
ブルシット・ジョブとは、意味のないタスクに汗をかくと「よくやった」と褒めてもらえる。
逆に「これ、意味ないです」というと処罰される。
そして、いつの間にかブルシット・ジョブをする人間ほど高い給料を貰えるようになる。
エッセンシャル・ワーカーよりもブルシット・ジョブをしている人たちのほうが
高い給料をとっている。
奴隷労働において、実際に価値を生み出していたのは奴隷たちでしたけれど、
彼らは無給で酷使されていました。
奴隷がちゃん働いているかどうかを鞭を持って監視している監督のほうが身分が上で、
高い給料をもらっていました。
さらにその上には、何も労働しないで奴隷を所有し、監督を雇用しているだけの地主たちがいました。彼らが一番裕福だった。
人間社会というのは一万年前に農耕を始めた時からずっと、「労働しない人間が一番偉くて、労働して価値を生み出している人間が一番身分が下」というふうにできているのです。
だから人々は労働しないでただ偉そうにするだけの人間になるために競争するようになる。
やっている仕事のうちブルシット・ジョブの占める割合と社会的地位は相関する。
ブルシット・ジョブが主務である度合が高いほど、地位か高くなり、給料も高くなる。
他人に意味のない仕事をさせることのできる人間、それが僕たちのブルシットな社会において一番権力を持っている人間です。
奇妙な話なんですけど、論理的にはそうなんです。
独裁的な権力者は「壮大な無駄」を目指すようになる。これは権力というものの本質です。
人々が等しく幸せになれるような政策を行わない。
みんなが喜ぶようなことをしてもぜんぜん権力者であることを実感できない。
だから独裁者は必ず無駄を命じる。
「無駄」と「権力」は一つのことの裏表です。
あー、恐ろしや恐ろしや。
私たちはその論理で言うと、たいていは無駄な業務に時間を奪われ、社会貢献できていない。
だから、オリンピアンの姿に感動し、「美しい」と思ってしまうのね。
株式会社タバネルが2021年に全国入社3年以内の若手社員の調査を実施したところ、
以下のような結果が出たと報告しています。
これを見ると、半分の人たちが、仕事に生き甲斐を感じていないことがわかります。
つまり、やった感がない人たちが半分。
社会に出て三年以内と言えば希望に満ち、高い理想を掲げて燃えている時期だと思うのですが、すでにガックリきている若者が多い。
以前知り合いに実に有能な40代の編集者がいましたけれど、パソコンのキーを片手の指で
「えっと、Nはどこかな?」程度しか打てなくて、ワード、エクセル、パワポなどすべてやったことのない禿の上司に会社を追い出されてしまいました。
出版社の景気悪化で人員整理が必要となり、その標的にされてしまったのです。
毎日毎日、虐められてしまい、ついに会社を辞めるはめになった。
本当は、その無能な禿の上司が辞めたほうが日本社会の生産性が上がること間違いないのですよね。
日本生産性本部のデータによると、2019年の日本人一人当たりの労働生産性は
OECD加盟国37カ国のうちになんと、26位。
日本人、時間当たりの労働生産性はさらに酷くて、主要先進国7カ国で最下位。
そりゃあ、そうなるわ。
有能な人がクビになってしまうんだから。
ということで、日本はブルシット・ジョブの国の最前線を突っ走っている。
ブルシット・ジョブでは先進国1位になれるのかもしれない。
日本は昔から専業主婦の生産性を実に低く考えている。
「専業主婦」だと飛行機事故のときも命の値段は低い。
しかし、専業主婦の生産性は、売り上げナンバーワンの営業マンに匹敵するほど
高いのではないでしょうか?
まず子供を産むことの生産性、子供を育てることの生産性、
食事を作ることの生産性、子供の教育のプログラミングの生産性です。
しかし、世の中が生産性を認める方向にいかないので、
子育て中の主婦はウツになったり、なんだか社会から疎外されてしまったような気持ちになることもある。
こんなことなら子供なんていなくて、夫婦で稼いで楽しく暮らしたほうがいいと思う人たちも増えていく。
それはブルシット・ジョブが日本社会では一番価値があり、みんなが目指している方向だからです。
そう社会がマスコミが洗脳したと考えます。
主婦の仕事は、実に生産性が高いです。
自信もってください。
あなたには価値がある。
主夫が増えてきています。
つまらない無駄ワークの多い会社の仕事よりも
家事労働、育児労働の中に価値を見出している男性が多くなってきている証拠かもしれません。
あなたはオリンピアンのように高い志を持つべきでしょう。
あなたにはイイ時間を過ごす権利がある。
ブルシット・ジョブの魔の手から抜け出し、自分で納得いく人生にしていきましょう。
星占いを利用して、あなたの目的を明確にして進化していきたいものです。
今日は女子パシュートもあるし、ラージヒルのジャンプもあるし、
またまたオリンピアンに勇気を貰えそうだわね。