[:ja]毎日新聞統合デジタル取材センター副部長・坂井隆之氏(1973年生まれの46歳)のズーム講演会を聞いて、新聞の未来を考えました。[:]
毎日新聞統合デジタル取材センター副部長・坂井隆之氏(1973年生まれの46歳)のズーム講演会を聞いて、新聞の未来を考えました。
星占いでは新聞、雑誌などは双子座の支配下にあるものです。
文字が書いてあるものは水星の支配、水星は双子座の守護星です。
今は天王星が牡牛座を運行していますが、2026年4月26日には天王星が双子座入りすることもあり、双子座に分類される様々なものは大転換期に突入することになります。
あ、あなたが双子座なら、後6年で大転換期を迎えます。
そんなこともあり、大新聞一体どうなるのか、とても気になるところで
坂井氏のお話を拝聴させて頂きました。
毎日新聞は遠い昔、「くりくり」という小さな情報誌(若い人たち向けの)を本誌の中に挟み入れて配られていました。
そこに星占いを書いていたものですので、毎日新聞には大変お世話になったことがあります。
もう随分と昔のことになるにも関わらず、その頃からの読者の方々が、今でも星占いを利用してくださっているのがわかり、とても嬉しく思っています。
日本の新聞は2000年には5331万部発行されていて、一世帯あたり1.135くらい新聞をとっていたそうです。
しかし、2019年になると3781万部まで減り、一世帯当たり0.66となり、1を切っているということ。今はそれよりさらに悪化しているとのことです。
また、1日10分以上新聞を読む人は20歳代では5パーセントであり、
60代でも52パーセント、全体的には95パーセントの人たちは新聞を5分未満しか読んでいないということだそうです。
現在、70代の人たちが中心となり、新聞は読まれているそうですが、
理論的に見ると、あと20年後には新聞の読者は0になるという予測がたつそうです。
いえいえ、そうなると、20年なんて持たなくて、危険水位地に達するのは6年後では?
その時期に何とかしなくてはならない時が嫌でもやってくる。
それもあり、毎日新聞もデジタル部門、インターネットを媒体として読者を獲得することに力を入れているということです。
ニューヨークタイムスは世界でデジタル化に成功している新聞と言われていて、
現在150万人ほどの有料会員がいるそうです。
ウォールストリートジャーナルは100万人ほど
日本の日経新聞は50万人ほどの有料会員を得ているそうです。
有料会員は100万人いないとうまくいかないといわれているそうで、
毎日新聞はどうしたら良いかと日々悩ましいそうです。
私はネットと新聞の違いを「信用」だと思っていましたが、
今はそうでもなく、新聞の記事を信用できると思っている人はたったの24.5パーセントにすぎないそうです。
テレビを信用している人は18.7パーセントですから、それよりは少しはマシという程度なようです。
しかし、坂井氏が語るには、日本のジャーナリストの91パーセントは新聞などメディアの記事は信頼できると思っているそうで、信頼できないと感じているジャーナリストは17パーセントしかいないそうです。
多分、新聞を信用しないのではなくて、政権を信用しない。
政治家が言っていることは嘘ばかりだからでは?
その嘘を言われた通りに書いていて、鋭い質問もしないから、新聞を信用しないのでは?
坂井氏は読者、つまり受け手は新聞は信用できないと多くの人たちが思い、作り手、書き手は多くの人たちが信用できると思っている。
その誤差が問題と語っていました。
フィンランド、ポルトガルではメディアが信用できると応えている国民は50パーセント以上いるそうです。
そこで毎日新聞の坂井氏をはじめ、ジャーナリストの方々は本当の意味での調査報道をするしかないと思っているそうです。
情報のエキスパートとしてしっかりした情報を提供していく。
また、ファクトチェックをしていくのが大事だと考えているそうです。
フェィクニュースが溢れる昨今ですから、それがFactであるかどうか、しっかり検証していきたいと言っていました。
「毎日新聞がこれまで140年間、培ってきたこと、今までの新聞がやっていたように世の中から求められていることをやり、読者と共に新聞を作っていく。新聞に求められているのは、真実かどうか、Fact chek検証していくことだ」
と、最後にまとめていらっしゃいました。
とそこで、なんとなく物足りないと感じるわたし・・・・。
なんだかそれはおかしい!
その原因はなにかしら?と考えていたら、
黒川清先生(日本学術会議の22代、23代会長を務め、現在日本医療政策機構の代表も務めていらっしゃる山羊座生まれ)がおっしゃました。
「メディアは権力のウォッチドッグなんだよ。
権力者の言うことを伝えるものじゃない!」
そう!そう!
それそれ!
なんだか40代の若き?副部長に感じたのはエネルギーの乏しさかもしれません。
読者に好かれたい?
世の中に出ている記事が本当かどうか検証する?
確かにそれも良いことかもしれないけれど、上に立つ者としてはそれだけではダメ!
荒井寿光先生(特許庁長官を務め、現在理科大の客員教授でいらっしゃる山羊座生まれ)も
発言されました。
「マスコミは政府の隠していることを見つけ出すんだよ、政府、官僚が、いつマスコミに隠していることがバレルのか?ハラハラする。そういう緊張関係が大事なんだ」
そう!そう!
それそれ!
その迫力!
それでこそ新聞、メディアでは?
70代の迫力ある方々のエネルギーが40代にも遺伝して欲しかったですね。
読者の要求に応えるなんて甘いことを言ってないで、
自分たち、メディアが読者をリードする、
読者を魅了する、読者を成長させる、読者が真実を自分の頭で判断できるような記事を書く。
そんな新聞記者が沢山いてくれたら、きっと日本は変われるし、
新聞業界もデジタル化しても生き残っていけるのでないかと思います。
何故そういう気骨ある新聞記者が少なくなったのか?
それはきっと日本が「お金」と「偏差値」重視の国になったからかもしれません。
お金があれば人を黙らせることができる可能性がある
偏差値さえあればいい会社に入れる可能性がある
つまり性格的に向いていなくても、誰でも新聞記者になれる。
お金さえあれば政治家になれる。
適材適所ではないことが日本の不幸の所以かもしれません。
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