[:ja]「誰が世界を支配しているのか?」現代の知の巨人、ノーム・チョムスキー先生の御本[:]
「誰が世界を支配しているのか?」現代の知の巨人、ノーム・チョムスキー先生の御本
「現代の知の巨人」「誰が世界を支配している?」という面白そうな文字につられて
読んでみたこの本。
読んでいるうちに吐き気がしてきた。
これほど悍ましいことがいっぱい書いてある本はないかもしれない。
今まで読んだ本の中で最も吐き気のする本でした。
美しい海に死んだ魚が浮いていて、ゴミ山には大量のウジが沸いてきている
そんな腐った地球が目に浮かぶ。
いえいえ、この本は地球温暖化、生態異常が発生している地球の話ではありません。
これは人間が人間を殺しあうゲームを実際に起こしているアメリカという国の話
ポリオ根絶のほうが人種差別という恐ろしい伝染病を根絶するのよりは
はるかに簡単だというヨーロッパの話。
ノーム・チョムスキー先生(1928年12月7日生まれ・射手座)マサチューセッツ工科大学名誉教授が2018年に90歳の年に出版された本です。
長い間、知の最先端を生きてきての知識人の責任として書いた本です。
誰がこの世界を支配しているのか、多くの人たちにその真実を伝えるために
お書きになった本です。
私たち、地球人一般庶民も、この地球に生きている限り、誰が一番の支配者なのか
真実を知っていたほうが良いと思われます。
真実を知らずして死ぬなんてイヤ、
真実を知ることは大人としてのマナーではないかと思っています。
チョムスキー先生は射手座の太陽付近に、土星(山羊座の守護星)が同座しているので、
射手座の自由奔放さ、博識なところに加えて、山羊座の粘り強さ、地道な努力の性格も加わっています。
大吉星・木星は第6室牡牛座に位置しています。
6室は労働、健康の室でもあり、仕事、労働に関しては生まれつき幸運の持ち主です。
90歳になっても好奇心も情熱も衰えることなく、378ページにわたる本を書くことができる。その能力は人並みはずれで素晴らしいこと、6室、健康の室の木星もチョムスキー先生の健康に貢献しているのかもしれませんね。
第5室、9室など、太陽と吉角形勢しているほうが星占いのセオリーではラッキーだということになっていますが、意外と第6室の大吉星のほうが現代では良いかもしれません。
健康に恵まれて良い仕事をこなせるのですからです。
星占いファンの皆様も、もし6室に大吉星・木星が位置しているときに生まれていたら、
喜んでください。
あなたの頭脳が、肉体が衰えない限り、仕事を続けていくことができるはずです。
さて、この本はショックなことの連続でした。
なんと言ってもアメリカ人であるチョムスキー先生がアメリカはテロリストの国であり、ならず者の国家だと云い切っているからです。
ハーバード大学教授の故サミュエル・ハンチントン教授(牡羊座)も
同じくそう断言しています。
そして、その理由も明確に述べていらっしゃいます。
なんと言っても今年、92歳ですから、約一世紀、歴史そのものでもあるのですから、
おっしゃることに歴史的検証も伴っていて間違いはないのです。
イランは脅威ではない、むしろ世界一の脅威はアメリカなんだと。
オバマ大統領(1961年8月4日生まれ・獅子座)がノーベル平和賞を2009年に受賞したとき、とても嬉しく思いました。
「素晴らしい大統領が素晴らしい賞を受賞したと心から思いました」
しかし、オバマ大統領にしてもアメリカ合衆国というテロリストでならず者国家の大統領だった。オバマ政権は海外での暗殺にはドローンを使う。
この本の中でたびたびそのフレーズが出てきます。
無念の死を遂げたジョン・F・ケネディ大統領(1917年5月29日生まれ・双子座)にしても
ラテンアメリカ、ベトナムで残忍なことをしていた事実が書いてありました。
その他、ニクソン大統領(山羊座)、レーガン大統領(水瓶座)、ブッシュ大統領(蟹座)、クリントン大統領(獅子座)などアメリカは常に進んでテロ活動し、虐殺し、裏切り、ならず者の感覚で国を治めていた。アメリカが支配しているラテンアメリカには残虐な殺し屋訓練所まであるそうです。
トランプ大統領(1946年6月14日生まれ・双子座)も同じなのです。
国家に奉仕する立場をとる知識人たちは特別称賛されるが、国家の奉仕を拒否する知識人たちは懲罰を受ける。
アメリカは自国が世界一であり続けるために、後進国、発展途上国が真っ当になる道を阻止し続けている。
後進国、発展途上国が民主主義国家になり、まともに生きる国家になることを阻止し続ける。
そのために、わざと悪い奴らに資金を流し、国をメチャクチャにする。
そしてその悪い奴が言うことを聞かなくなったら叩き潰し、また新たな悪い奴を支配者に置き、常に後進国、発展途上国の治安は悪く立ち上がれないようにする。
なーるほど、だからトランプ大統領は北朝鮮がお好きなのね。
イラン、イラク、パキスタン、イスラエルなど中東問題はすべてアメリカが仕掛け人であり、人を人とも思わず人殺しを続けている。
1953年以降、アメリカがイランに害をなさない日は1日たりともなかった。
ひどい、ひどすぎる。
アメリカは選挙資金が急上昇し、共和党も民主党も企業の財布に支配されるようになり、
政治における民主主義プロセスは失なわれた。
両党が議会的指導者の地位を競売にかけてしまったのだ。
アメリカの議会政党は法律を作る重要な地位に値札をつけるようになったのだ。
これって、日本もそうじゃない?
アダム・スミス(1723年6月5日生まれ・双子座)が描いた未来のように
「すべては自分のもの、他者には何も与えない」アダムスミスの邪悪な処世訓
人類の支配者たちは、社会福祉に対する心使いを完全に捨て、代わりに短期的利益と莫大な特別報酬に注がれて、国のことはどうでもよくなった。
「貧乏人からは奪う」これはアメリカの信条。
アメリカは地球温暖化に関しては全く見向きもしていない。
議員たちは企業から資金とプロパガンダで権力を得ているので、温暖化などないと信じている議員まで出てきている。
「神はノアに、もう洪水は起こさないと約束しているから」
そんな言葉を本気で言う議員もいるそうで。
また、アメリカで地球温暖化に対しての意識が今ひとつ高まらないのは、
イエス・キリストの再臨を信じる人が多いからだそうです。
アメリカの40パーセントがイエスが2050年までに地上に戻ってくると信じているそうです。なので、気候変動の脅威を、脅威とも思わないそうです。
アメリカでは科学と聖書が対立したら、科学は分が悪いそうです。
「科学理論は聖書と整合性がなくてはならない」と主張する一派もいるそうです。
あり得ない・・・・。
これはごく一部ですが、目を覆いたくなるような記述が次々と出てきます。
さて、欧米の一流機関紙、ギャラップ・インターナショナルによると、
世界最大の脅威賞を勝ち取ったのはアメリカです。
「世界平和にとって最大の脅威はアメリカ」と世界見ているのです。
そして2位はパキスタンでしたが、かなりの大差があったということ。
ニューヨークタイムズのジャーナリストのパトリック・タイラー氏(1951年11月6日生まれ・蠍座)はある時、一面に次のように書いたそうです。
「地球上には今、2つの大国が存在している。一つはアメリカ、もう一つは世界の民意だ」
アメリカはならず者の国だけれど、こうやってすべて暴露して批判して、
悪人を、たとえ大統領であったとしても、名指しで追求する人たちも確実に存在します。
真実を知りたがる、報道する良識ある人たちがアメリカには確実にいます。
アメリカを大嫌いになりたかったけれど、
それでもこうして真っ向から反対し堂々と戦う人たちがいることも確か。
やはり心から嫌いになれない国でした。
「人生は短いのだから、人々を助けるために今日できるあらゆることをしよう」。
ツイッターのCEOであり、決済アプリのスクエアのCEOでもあるアメリカ人のジャック・ドーシー氏(1976年11月19日生まれ・蠍座)はコロナウイルス対策のための寄付を
1100億円するということ。
現在のコロナ寄付では最高額。
「人生は短いのだから、今できることをしよう」と発言しています。
蠍座の太陽にピッタリと火星が同座している生まれなので、
火星的な気質、とても潔いのかもしれない。
思い切り良いので、この額なんですね。
瞑想を日課としている起業家であり、投資家だそうですが、こういうアメリカ人もいるのですから、まだアメリカの良心の火は消えていないと信じます。
わたしたちの民意、悪いことに「ノー」とはっきり言うためにも
是非この本をご覧くださいませ。
現在amazon Kindleで無料で読むことができます。
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