橋本健二先生の講演を拝聴しました。あなたはどう思いますか? vo.2
橋本健二先生の講演を拝聴しました。あなたはどう思いますか? vo.2
橋本健二先生は牡羊座生まれだけあり、著書「新・日本の階級社会」講談社現代新書
の中でも格差是正のためには〇〇したほうが良いということをはっきりと述べていらっしゃいます。
さすが牡羊座、火星が守護星だけあり、攻撃力は抜群、ストレートで気持ちがいいですね。
政治家の小泉進次郎議員(1981年4月14日生まれ・牡羊座)も攻撃的な星座・牡羊座生まれですが、言っていることは勇気なく、周囲の状況、世間の動向を見てから賢く動こうとする守りの姿勢が強くみられ、全く残念な牡羊座のように思えます。
これは世襲の失敗かもしれませんね。
もし、彼が世襲などせず、普通の企業戦士となったならば、もっと素敵な生き方ができたのではないかしら?
総理大臣となり、人気を博した父を意識するばかりで、牡羊座本来の血気盛んな若者、闇雲に突進するような勇敢な部分が全く消えてしまっています。
兄の小泉孝太郎さん(1978年7月10日生まれ・蟹座)が蟹座の特性生かした芸能の分野に進出し、甘いマスク、感性生かし、素晴らしい才能を発揮しているのを見ると、やはり、世襲などしないほうが良いのでは?
そう世襲は現代において冨の継承だけが喜びであり、それ以外はほとんどなし?
二世だからと言って才能も人格も親に似ているはずがないので、辛いことばかりではないでしょうか?勿論、親を飛び越え、親より優秀な外科医になる、体操選手になる人もいると思いますけれど・・・。それはまれでしょう?
あ、話が横道にそれてしまいましたね。
橋本先生のお話が終わり、質疑応答に入り、次々と素晴らしい質問がなされました。
質問される方々も体験豊な方々で、特に教育に関して積極的な活動をされている方々も多くいらしたので、ご自身の体験も含めて、高等教育についてのいろいろなお話がありました。
どうして格差がここまで大きくなってしまったか?その原因とは?それをどうすれば改善できるのか?ということで質問者、橋本先生、共に率直な意見を出し合い大変な盛り上がりを見せてくださいました。
東大が1877年に創立され、日本で一番の大学となり、
京大が1897年に創立されましたが、
国の取り決め?文科省の取り決めで?この2つの大学の格差は、京大はすべて東大の3分の2にする。という約束が創立されから現在まで、120年間守られているそうです。
ええーーーーっ
そんなルールあったの。知らなかった。
教授の数?
研究室の数、研究費の総額?いろいろでしょう。
学食のメニューも3分の2なのかしら?
へんなこと決めているのね。
隠れた制度的なものが現在も続いていること自体驚きを隠せません。
ということは他大学との関係も目に見えない何かが存在し、縛りつけているものがあるのでは?と考えてしまいますね。
そのように日本は1東大、2京大、3その他国立大などと順位が国内で決まっていて、
その階級が永遠に続いているような気配ですが、ドイツは違っているそうです。
ドイツでは、その地域、地域で優秀な学生はその土地の大学に進学していき、優秀な学生は大学卒業するときも優秀でいられるのです。自信を失うことなく、次に向かう。
しかし日本は、東大を頂点とするヒエラルキーが確実に存在し、
そこに日本の悲劇があるそうです。
また社会に出れば、縦にしか動けない日本社会の制度が仕上がってる。
三菱の社員は住友に行けないなど・・・・
縦にイエスマンとなるのが出世の道、成功の道となり、
ヨコに動けない。
従ってものを言えない高学歴のダメな男たちが量産される。
それも日本社会をダメする原因となり、制度改革などできるはずもなく、何もしないでいることがベストなのですから、ただ時間だけが過ぎていき、格差を広げていくことになる。
ドイツの優秀な学生はたった一つの大学に集中することはない。
しかし日本では東大に落ちるとまるで人生終わったようになってしまう若者もいるのではないかと思いますね。
また、優秀な学校に進学したがために、さらに優秀な生徒を見て自信を失い、
目的さえも失ってしまうこともあるのかもしれない。
日本では一番でない人たち、二番手、三番手の人たちの才能が生かされないシステムが教育で作られているということができるそうです。
昔からよく言われている「鶏口となるも牛後となるなかれ」
本当なら優秀なのだから、自信もって卒業しても良いのに、一極集中のせいで、自己嫌悪になって卒業していく優秀な人材も多いとのこと。
そのことで自己肯定感が弱くなり、挙句に格差社会になっても、
すべて自分が悪いから、自分に力が足りないからと、自分を責める、自己責任であると考える人が増えていき、最後には仕事のストレスでウツ病発症、そして・・・・。
そんなストーリーが十分考えられる日本の大学教育に関して、
課題は多いようです。
そういえば、うちの子供が中学受験の頃、私立男子校で保護者会のときの保護者の席は、
生徒の成績順で決まっている。という学校がありましたね。
今でもそんなことをしているのかしら?
一番後ろになった親は恥ずかしいだろうから、それで家に帰り、発破かけて子供の成績を伸ばすだろうという私立校の考えなのでしょうが、今考えみると果たしてそれは子供の未来を明るくしたのかどうか、その男子中高を卒業した生徒たちの将来を追跡調査してみたくなりましたね。
スイスでは職能教育を受けた人のほうが、大学卒の人よりも収入が多いそうですがという話も浮上。
えーーーーーっ。
知らなかった。
それなら大事な子供を預かる保育士、肉体的にも辛い看護師などの収入はさらに増えてもいいのではないかと思ってしまいます。
税と社会保障の一体化と言いながら、その制度は全くフラットになっていない日本の税制改革は世界の非常的だそうですし・・・・。
なんだかびっくりする話が沢山出てきました。
女性社長の質問で、何故底辺にいる人たちは弱者救済に好意的ではない自民党支持が多いのかわからない、そういう若者に対して何ができるかということがあれば、やはり家庭教育、母の力が大事なのでは?という話も出てきました。
橋本先生も資本階級の人たちは経済活動だけではなく、文化面での活動も豊であり、子供たちが幼い頃から良い文化に触れることができる、しかし、下層の子供たちは文化面では全く良い体験ができないと問題視しています。
現在国が推進している「一億総活躍社会、女性も外に出て働きなさい」ということは、果たして良いことなのか?と疑問もわいてきます。
戦時中「一億総玉砕」ってあったけれど、それとそっくりだ!と言った年配の友達がいましたけれど、
まるで戦時中のスローガンのようですね。
女性もみな外に出て働いたら、家政婦の雇えない家庭は崩壊、子供の教育もできず、十年、二十年後の日本は戦争後の社会のように傷つき、貧困層の多い世界になってしまうのではないかと思われます。
橋本先生の著書に対し、上野千鶴子さん(1948年7月12日生まれ・蟹座)は
「ついに階級社会が登場した。この社会を作ったのは政治という名の人災だ」
とメッセージを寄せていますが、
その政治家たちの多くは世襲であり、
母が働いて外にいて、夕飯もすぐに食べられない、そんなことを一度も体験したことのない人たちが、女よ、外に出て働け!と言っているのですから、
あー、世襲議員とは恐ろしい。
最後に司会の馬場錬成氏(1940年11月9日生まれ・蠍座)は言いました。
「誰もが考えを持つ共通のテーマになりえるものだと思う」
この5月、天王星が牡牛座入りすることもあり、改革の時期は目の前にきています。
仕事を変える、結婚する、離婚する、引っ越しする、イメージチェンジするだけが改革ではありません。
一番大事な改革は、あなたの心の中、頭の中の改革です。
あなたはもっと自由に生きる権利がある。
あなたはなりたい自分になる権利がある。
経済的格差があなたの自由と人権を侵すことがないよう、
心から祈っています。