日本のシンクタンクの変貌が見たい
日本のシンクタンクの変貌が見たい
「北朝鮮のミサイルが飛んでくるかしら?」
「戦争になるのかしら?」
新年のご挨拶のあと、皆さま必ずそのような話しをしていました。
年末年始、いろいろな番組で北朝鮮のミサイルの映像が出ていたものねぇ。
そんな私も2018年初の買い物は、amazonで「ヨウ素」でした。
アメリカ製のものですが、なんだかつい、ワンクリックしてしまいました。
あ、洗脳されてる~。
あなた、もういい大人なんだから、そんなの飲んでも関係ないのよ、と声が聞こえてきましたが、誰かの役に立つかもしれないし。
同じマンションに可愛いお子様がたくさんいるんですよ。
とりあえず、当分、戦争になるわけない。
日本やアジア諸国にアメリカはたくさん武器を買わせたいから
「怖いぞー、怖いぞー」って脅しているのでしょ。
そんな言葉に騙されちゃダメ。
わかっちゃいるけど、あれだけ毎日毎日マスコミが洗脳すると、
ヨウ素買ってしまうんだから、人は弱いものですね。
今月5日、新年早々に発売された、ノンフィクション作家のマイケル・ウルフ氏(1953年8月27日生まれ・乙女座)による『Fire and Fury: Inside the Trump White House(炎と怒り、トランプ政権ホワイトハウスの内幕)』
当初9日の予定だった発売日を4日繰り上げての発売となりましたが、あっという間にアマゾンでは「全書籍の1位」、そして「品切れ」だそうです。
日本では2月末に発売されるそうですから、楽しみですね。
マイケル・ウルフ氏・乙女座は2,017年10月から今年の11月8日まで執筆、出版の室に大吉星・木星が輝いています。
出版には最高の年となっています。
また、カレの個人プログラムで見てみると、ウルフ氏は今年のバースデー以降なんと、黄金期に突入します。
黄金期ですよ。
今回のメガヒットで悠々自適な生活に入ることが予想されます。
羨ましい限りです。
あなたも乙女座生まれであれば、今年は書いたブログ、インスタが上位にランキングされることがあるでしょうし、自分史など自費出版するにはよい年となっています。ぜひ試してみてくださいね。
暴露本の中身は凄いことがいっぱいだそうで、
トランプ大統領(双子座)のハゲの治療の話も堂々と出てしまっています。
1980年代にはげ治療の一環として頭皮縮小法という手術を受けたことがいけなかったそうで、(毛のない部分の頭皮を除去し、毛の生えた部分の頭皮を引き伸ばすことでハゲているところの面積を小さくする方法だそうです)それが原因で、毛髪の流れが変わってしまい、今に至っているそうなので、カツラではなくてすべて自分の髪だということです。
多くの人たちにとって、これはあまり重要な事実ではありませんけれど・・。
それにしてもアメリカって、騙す人、隠す人もいるけれど、「おかしい」と弾劾する人もいる、法を守らせようとする人がいるし、法がちゃんと効力発揮している。
人類の歴史の大半にわたって、支配者と法律は同義語であった。なんて言われることもあるくらいなのだから、法律は実に大事。
今日、民主主義国家では法の支配者、番人は王ではなく市民、国民です。
Rule is Law
アメリカには真の民主主義が存在しているように思えます。
日本の何でも曖昧になってしまう体質とは全然違いますね。
もし、アメリカで森加計問題が起こったとしたら、
総理大臣も局長も法廷に駆り出されていたはずです。
きちんとしたルールに基づいて法の番人によって裁かれていたでしょう。
東洋大学教授の横江公美氏(1965年生まれ)の書かれた「第五の権力 アメリカのシンクタンク」(文藝春秋社)によると、アメリカでは「第五の権力」というもの、シンクタンク(頭脳集団)があり、そのエリート集団が国を動かしているということだそうです。
アメリカのシンクタンクで代表的なところは、ヘリテージ財団、ブルッキングス研究所、ケイトー研究所、外交問題会議、AEI 、CSISなどがあります。
それらシンクタンクは「技術、政治戦略や軍事戦略の分野で徹底的なリサーチと問題解決のための提言を行うために組織された団体」であり、アメリカの大統領の政治政策に関しては「知の源泉」として、政権へは優秀な「人材の源泉」として、ワシントンの政治環境を下支えしているそうです。
へえー、すごいわ。
ホワイトハウス、省庁、議会が政治の表舞台なら、シンクタンクは政治の舞台を支える黒衣の存在。
そのためシンクタンクの存在や影響力は、立法、行政、司法、そしてメディアに続く、
「第五の権力」と謳われるまでに成長した。とあります。
「シンクタンク」イコール「陰の帝王」
シンクタンクは星でみればまさに蠍座、冥王星という存在ですね。
日本にある五大シンクタンクと言えば、野村総合研究所、三菱総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、日本総研、みずほ情報総研です。
しかし、野村総研の就活面接では「うちはシンクタンクではありませんよ」と言われるそうです。えーーーっ??
横江氏によると、「日本のシンクタンクは政府や地方自治体からの委託研究を受託するけれど、実態は営利団体である」
「研究員やスタッフのほとんどが母体省庁の出身者であり、行政から独立しているとは言いがたい」ということ。
アメリカのように野村総合研究所や三菱総合研究所のエリート研究員が直接、総理大臣に助言することはまずないようです。
横江氏はなぜ、日本では真のシンクタンクが生まれないのか?ということで、3つの問題点を挙げていらっしゃいました。
- 「資金を提供する資産家が存在しないことと寄付という行為が一般的ではないこと」
「日本のシンクタンクは政府予算が流れてくる研究所か、研究を事業として行う営利団体しか存在できないようだ」
- 「ポリティカルアポイントメントが定着していないため。政界、経済界、学界のトライアングルを縦横無尽に行き交う人材の乏しさにある」
「政策立案過程に携わったことのない研究者の政治提言には現実味が乏しい」
- 「情報公開の遅れから、霞が関以外で政策研究できるような土壌ができていない点である」
「アメリカでは政府の情報がすべてデータベース化されている」 「それは議会での発言から、省庁の役人の電話でのやり取りまで網羅されたものだ」
「日本でも1999年から情報公開が制定されたが、公共性のあるデータベース構築という点では、依然としてはるか後方にいる」
この3点が問題なり、日本には本格的なシンクタンクが育たず、優秀に人材がいても国家運営に役立つことなく、残念ながら何も変わらずに時が過ぎていく。AI社会が訪れようとしている今も、日本の政治の中枢はもしかしたら昭和初期のままなのかもしれない。
特に③は嘆かわしいほどのようです。
「日本には将来を担うような若者がなかなか出てこない」
「若者に夢がない」
「日本人にはこの国をどうにかしようとする意志が希薄だ」
などと、いろいろと日本の若者の欠点が言われていますが、
その原因の一つに、アメリカのような力あるシンクタンクが一つもない。
ということがあるかもしれません。
日本ではいくら勉強しても、直接政権に発言提案できる場所もなく、たとえあったとしても議事録もとることのない日本ですから、そのやりとりも曖昧となってしまう。
たとえ官僚になったとしても、長いものに巻かれろで言いたいことも言えないような状態で仕事が進んでいくことが多く、もしかしたらカバン、地盤、看板のサンバンもっている世襲議員に頭を押さえられ、何もできないことは多いのかもしれません。
この仕組みを変えていかない限り、日本の若者は永遠に夢など持てないかもしれない。
羽生弦さん(射手座)や藤井聡太さん(蟹座)のように、技術の天才はいるのですから、
必ず日本にも政治戦略に長けた若者がいるはずです。
そういった才能ある若者がちゃんと活躍できる場所を作ってあげることが、
これから、とても大事なことですね。
私たち庶民は何の力もありません。
何のコネもありません。
何も資金もありません。
何もないけれど、アメリカには素晴らしいシンクタンクがあるんだよって、
子供に教えてあげたい。
民主主義国家って、本当はこういうものだよって、
子供に教えてあげたい。
そのために、今年も理想を掲げていきましょう。
今年は蠍座の木星の年。
未来のためにも日本のシンクタンク、進化していって欲しいですね。