[:ja]「日本はコロナが来る前から来る人もいないけれど、出ていく人もいない、コロナ国家だったんですね」[:]

2020年09月26日(土)9:21 PM
[:ja]

「日本はコロナが来る前から来る人もいないけれど、出ていく人もいない、コロナ国家だったんですね」と馬場錬成先生は言いました。

 

菅総理大臣(射手座)の評判はなかなか良いようで、

「なんだか優しそうなおじさんだから親しみがわくわねぇ~」

「カワイイ感じよね」

「苦労人なんだよ、本当に立派な人だ」

そんな意見も聞かれる毎日ですが、

昨年、そして今年と首相補佐官の和泉洋人氏(1953518日生まれ・牡牛座)の不倫事件、覚えていらっしゃいますか?

厚労省の大坪寛子氏(双子座)と京都だけではなく、ミャンマー、インド、フィリピン、中国にも出張にいき、コネクティングルームをとり、不倫旅行を楽しんでいた人です。

和泉氏があんぐり口を開けて、大坪氏がスプーンで何やら美味しいものを口に運んでいる写真、仲良く恋人つなぎで歩いている写真は週刊誌に撮られているのでご存知の方も多いかもしれません。

 

なんでも、和泉氏は前川喜平氏が出会い系バーの女子と逢っていると、読売新聞に情報を売った人だともいわれています。

私たちの税金で旅行して、悪を退治するどこか、悪の手先となり、

善良な人を新聞社に売った人が未だ首相補佐官に収まっています。

 

これは恐ろしいことであり、やはり、菅総理は「優しそうなおじさん」などではないことを示しています。

 

 

さて、本日は黒川清先生(1936年山羊座生まれ)のズームでの講演会に参加いたしました。

黒川先生は四代続いた医者の家系に生まれ、日本ではなく、アメリカのカリフォルニア大学でも医師免許をとり、日本とアメリカでお仕事をされ、東大の教授から後一年で退職というときに、東海大学から医学部長になって欲しいと言われて東海大に行ってしまい、

東大の退職金が30パーセントカットされてしまったという変わった経歴も持ち主です。

 

 

今日のお題は文系 理系「日独から日米へ」です。

 

しかし、黒川先生のお話は最初からショッキングなところからスタートします。

2014年には世界のトップ資産家400人の総資産額と世界の下半分の人たち総資産の合計額は

同じでした。

2015年には世界のトップ資産家60人の総資産額と世界の下半分の人たち総資産の合計額は

同じでした。

2018年には世界のトップ資産家8人の総資産額と世界の下半分の人たちの総資産の合計額は

同じでした。

2019年には世界のトップ資産家3人の総資産額と世界の下半分の人たちの総資産の合計額は

同じでした。

そして現在、ジェフ・ペゾス(山羊座)、ビル・ゲイツ(蠍座)、ウォーレン・バフエット(乙女座)の

3名の冨の合計は、世界の冨の下半分の人たちの総資産額と同じだそうです。

とにかく今はそんな時代なんだよと。

そんなところから先生のお話は入っていきます。

 

次に驚かされたのは、今の東大生のことです。

東大は当然国立大学ですから、税金で多くの学生は支援され学んでいます。

その優秀に人材が、今は官庁へは行かないそうです。

忖度なんて面倒ということなのか、一番優秀な人材たちは、みんな外資系の社員になるそうです。

日本の国がお金を出して育てた人材が海外の企業へいってしまう。

そして東大でもトップクラスではない二流の人たちが、官庁へと就職するそうです。

 

しかし、昔は東大を出て一番優秀な人たちが官庁に入っていたというのですから、時代は変わったということですね。

 

また、東大の法学部は定員割れということだそうです。

テレビなどで検事が悪役というのが多い、

また、弁護士は儲からないという仕事に入っているそうで、

優秀な人材は検事、弁護士などになりたがらないそうなのです。

それより、テレビで東大脳などと言って知識のある記憶力のある人をもてはやす時代となっているので、みんなそのほうがお得、その後はタレントにと、そっちの進路をとりたいとする人たちも出てきているのかもしれません。

しかし、黒川先生は言いました。

シンギュラルティ、AIが人間の頭脳を超える日、2045年だと言われているのだから、

やがて知識だけではコンピューターに勝てなくなる時代がくる。

そんな記憶力だけで勝負する人間より創造力のある人間を作り出したほうが良い

と言っています。

 

黒川先生は国立大学の生徒たちを国費で海外留学させて健全な愛国心を持たせるようにしたらよいと発言されていました。

 

愛国心というと、恐ろしいことばかり考えますが、

やはり、海外に出ていったほうが本当の日本の姿がよくわかります。

日本は企業で海外に行かせることは多いけれど、その場合、自分のお金で出ていくわけではないので、多くの人たちはキチンと海外と日本の差を肌で感じることはないと言います。

しかし、学生時代に海外に出ていくことで、自分の肌で海外と日本の違いを感じることができる。自由に色々なことを学ぶことができると言います。

 

また東大の教授陣の約70パーセントが東大出身の人たちであり、

東大法学部に至っては、90パーセントが東大出身の人たちだそうです。

アメリカカリフォルニア大学では本校出身者は20パーセント止まりで、

それ以外の大学出身者を教授にしているということもあり、

日本の東大は凝り固まっているとおっしゃっていました。

 

今月930日に東大の総長選挙がありますが、

理系の染谷隆夫氏(1968年生まれ)がならなければ、東大は没落するとまで黒川先生は言い切っています。

確か慶應義塾大学も学長選挙では医学部長が人気実力ともにナンバーワンだったにもかかわらず、

残念ながら文系の学長になってしまいましたね。

慶応義塾大学は進化したでしょうか?

 

東大と言えば、日本のトップ大学ですから、

雲の上の上の出来事と思いますが、そんなことになっているんですね。

また、優秀な人材が官庁にも政治家にもならないから、こんなにひどい政治が行われているんですね。

 

下の表はそれぞれの国で生まれた科学者がその国から出ていった人たちの数、

違う国からその国に入った人の数を示した表です。

(2012)

それを見る限り、随分前から日本から出ていく科学者もとても少ないけれど、

日本に入ってきてくれる科学者も実に少ないということですね。

 

 

司会の馬場先生は言いました。

「日本はコロナが来る前から来る人もいないけれど、出ていく人もいない、コロナ国家だったんですね」

 

また文系、理系と分けているのは日本だけ。

もうそんなことはしないほうが良いと黒川先生はおっしゃっています。

アメリカの大学は入るときに必ず読ませられる本があるそうです。

プラトンのThe Requblic

アリストテレスのEthicsなど哲学書、そして

アメリカの歴史本を読み、大学生となり、その次のことを学んでいくそうです。

ヨーロッパのリセと似ていますね。

文系、理系なくまず哲学を学ぶ。

 

黒川先生の話は多岐にわたり、私の力不足でまとまりない文面になり申し訳ありません。

ただ、現在成長過程にあるお子様たちを抱えている親御さんの皆さま、これから受験させようと思っているお子様の親御様の皆さま。

現実に、今はそんな時代になってきているのです。

それをしっかりと確認して、子供さんの進路を一緒に考えてあげてください。

私たちの若い頃の常識はもう通用しなくなっています。

 

2026426日から天王星が双子座入りすることもあり、

あと5年で教育大きく変化せざる得ないときがやってきます。

今までのように塾に入れて、進学校目指して、一流企業に入ってなんて道は

もう古い常識になるかもしれません。

新しい何かを考えていきましょう。

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