「クール」というのは「カッコイイ」という意味じゃない。

2017年02月03日(金)10:57 PM

「クール」というのは「カッコイイ」という意味じゃない。

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東京に折り紙を買いにしばしば出没するという矢口太郎先生(国際弁理士であり、おりがみマスター・乙女座生まれ)の講演を拝聴しました。

袴姿で登場し、難しい話をされるのかと思ったら、さすがに長い間アメリカ中心の生活をしていらっしゃるだけあり、何でもわかりやすく、とてもハッキリとした言葉で日米の文化の違い、日本政府のクールジャパン戦略についての話など、実に具体的に話してくださいました。

最後には大きな恐竜、うさぎ、一気に折ってみんなを喜ばせてくれました。

 

「僕はおりがみが好きなわけじゃありません。打算的ですよ。おりがみをニッチだと思ったんです。これは金になるぞ。それがアタリました。」

すごっ。

ハッキリ打算だ。と言ってもそれが爽やかに感じられるのは乙女座のせいでしょうか?

乙女座はほんと、得な星座ですね。

 

矢口先生は国際弁理士の仕事と2011年夏より、おりがみスタジオ経営の仕事、二足の草鞋で、アメリカのフィラデルフィア中心に大活躍されています。

日本よりはアメリカで有名な先生です。

「僕のニューヨークのおりがみラボはレゴショップの真似をしました。レゴショップのパクリです。」

「アメリカではロイヤーは嫌われ者ですよ、だから、僕は折り紙を折っている。

おりがみアーチストはみんなに喜ばれるんです。」

「アメリカ人はもともとある形が変わるのが好きという人が多い、アメリカ特有の文化がある。」

「折り紙が金になると言っても、日本政府は誰もわかってくれなかった。」

「アメリカで折り紙を知らない人はいない。世界中でおりがみは有名だ。」

「折り紙は技である。」

「折り紙道である。」

 

沢山面白い話をしてくださいましたが、一番驚いたのが

「クールってカッコイイってことじゃないんですよ。」

の言葉でした。

えーーーーーっ、違うの?

「クールっていうのは、カッコイイってことじゃなくて、本物だぜコイツ!!という意味ですよ。」

本物。

ホンモノ。

 

日本の政府はアニメ、マンガ、オタク文化、アイドルなどをクールジャパンとして海外に発信するのに夢中だけれど、本当のクールは違う。そうじゃない。だいたい、政府主導の戦略というところからして、すでにクールじゃないんだ。

日本は売りたいものを売るのではなく、アメリカが欲しているものを売るようにしないとダメだ。

矢口先生は声を高らかにおっしゃっていました。

どうも矢口先生から見ると日本政府のやり方はまずいようで、全く見当違い?のようでもありますね。

夕方のニュースでは、トランプ大統領(双子座)のお孫ちゃんのアラベラちゃんは1歳半の時から中国語を習っていて早5年、中国語の発音のとてもよいそうです。

中国大使館の春節を祝う中国文化の夕べに参加した際、見事な中国語を披露したとか。

ということは、トランプ大統領の娘イヴァンカさん(蠍座)は、日本より中国を重視しているのでは?

アメリカに住み、多くのアメリカ人と共に暮らし、仕事をしている矢口先生だからこそ、

今、日本政府がやらなくてはならないこと、やってはいけないことがわかるのかもしれませんね。

 

矢口先生は乙女座ですから、今年は12年に一度の大金運の年、

グーグル、ハリウッド映画、シャネルなど沢山のところから注目されていることもあり、

今年も稼ぎまくることでしょう。

(いいわねぇー)

「日本とアメリカ、どちらの国で生きるのが素敵だと思いますか?」との質問に

「アメリカです。」

と即座に応えてくれました。

 

「僕が折り紙を折っていると子供が膝の上に乗ってくるんですよ。

その時は至福の時ですね。」

 

矢口先生は打算でおりがみロボ始めましたが、その根底には子供たちへの愛、日本人への愛が流れています。

日本が好きだから、異国で日本人として「おりがみ」の看板を背負って頑張ってくれています。

 

矢口先生、クールだぜ!

 

 

 

 

 

 

 

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