テクノロジー・スタートアップが未来を創る

2018年03月30日(金)1:04 AM

スタートアップが未来を創る

 

桜は満開、花粉も満杯。 

 

花粉症の薬で頭がぼーっとしながらも、鎌田富久氏(196153日生まれ・牡牛座)

「テクノロジー・スタートアップが未来を創る」を拝聴いたしました。

イノベーションを引き起こす、何かを始めることを昔は「ベンチャー」と言いましたが、

今は「スタートアップ」というそうです。

ベンチャーって言ったらもう古いのね。

 

今の社会に大きな変革をもたらすには、より多くの人たちが挑戦的に、スタートアップすることが望ましいということでの講演です。

鎌田富久氏は東京大学在学中にソフトウエアのベンチャー企業ACCESS社を荒川亨氏

(195921日生まれ・水瓶座)と設立。

世界初の携帯電話向けウェブブラウザなどを開発、その後2001年に東証マザーズに上場、

現在はベンチャーを支援するTomyKを設立、その代表です。

 

鎌田氏の生まれたときの大吉星・木星は10室・仕事の室に位置しています。

そして凶星・土星は9室、学業の室に位置しています。

東大入ったのに、9室、試験、学校の室の凶星・土星?

それはおかしいと思われるかもしれませんが、土星は数学の星でもありますから、理学部には数学は必須です。土星を生かせる分野の勉強だったので、土星の恵みを受けて、その分野の達人となられたのでしょう。

鎌田氏のホスコープでは学業の室の土星、仕事の室の木星ですから、

若い頃から学ぶことよりは、仕事をすることに関心があり、ビジネスを立ち上げることに喜びを感じていたのかもしれませんね。

  

今年誕生した水瓶座ベビーは(121日から219日生まれ)は仕事の室に大吉星・木星が進行しているときに誕生しているので、将来スタートアップするのにふさわしいbabyということができます。

 

さて、日本は今後、人類史上初めての体験、人口激減という恐ろしい現実が待っています。

人口激減するときは、構造改革が大事であり、それは行政だけに押し付けていたらうまくいかない。だからこそ、テクノロジーの力が必要であり、多くの若者が勇気をもってチャレンジしていくことが必要だと、鎌田氏はおっしゃっていました。

 

また鎌田氏は、「今の20代の若者は右肩下がりの社会しか知らない。

しかし、今の大人、父親や、上司、先輩は右肩上がりのときしか知らない人たちだ。

すべてが発展していくことしか体験していない。

だから、僕の生徒たちにはそういう人たちの話は聞いてはいけないと言っています。」

納得ですね。

今の政治家も、大企業の経営者たちも、みんな右肩上がりの時代しか体験していない。

今後、もっと下がることに対して想像もつかないでしょうし、なんの対策もとれるはずがない。

 

「寿命100歳の時代となりました。

それなのに、22歳で卒業し、その後、過去に勉強したことだけを頼り、それだけで生活していくのは無理だ。これからは生涯学び続けていく、体験し続けていく時代になった」

はっきりとそう言われました。

そこで鎌田氏は「長いこと、新卒者を企業は一括でとることを続けている。こんなことをしていたら、レールからはずれることを恐れてしまう。就活の一括採用は最悪だ」

とも言っていました。

これまた納得ですね。

 

「これからの時代、社会は最適化に向かうのだから、就職も最適化されなくてはいけない。今のままだと単純に履歴書と面接だけで進路が決まってしまう。そんなことではその人がその仕事に向いているかどうか、わからないまま時間が過ぎていく、医師も、専門分野がある。自分の苦手な患者であっても診なければならないことがある。最適化されていない。」

AIは社会を最適化するために、あらゆる分野により良い判定をし、よりよい予測をするということだそうです。

これからは配偶者もAIに選んでもらったほうがうまくいく可能性があるとおっしゃっていました。

なーるほど、これまた納得。

  

日本のテクノロジーの発展、スタートアップの現状などを詳しく知りたい方は、

どうぞ鎌田富久氏の「テクノロジー・スタートアップが未来を創る。テック企業家をめざせ」

東京大学出版会

お読みくださいませ。

 

ただ、そうは言っても、日本は本当そんなにみんながチャレンジできるような社会になるのかしら?

先進国とは思えないようなお友達内閣が牛耳っているこの国で、アメリカ、中国、インドなどと戦えるような底力があるのかしら?

 

会場の皆様も不安になり、いろいろと質問されていました。

Q「スタートアップを頑張ったけれど、失敗することだってあります。その時、その人はどうなるのでしょうか?」

A「借金がなければ再び、違うスタートアップに参加するとよい。または企業に入り、再びチャンスを狙うのが良い」

 

Q「アメリカなどではグーグルなど巨大資金がスタートアップを吸収することがあります。日本にはそんな巨大資金がないのでは?」

A「大企業の内部保留している資産が約300兆円あるのだから、それを出させればよい」

 

鎌田氏は現在、ご自分の成功し築いた経験、財力を基にスタートアップを支援する側、投資する側にいますが、

今後、日本でもスタートアップを成功させた人たちが沢山誕生するようになれば、

自分のように意欲ある若者を資金面で支援する人が増えれば、きっと日本でもスタートアップの地盤ができるとおっしゃっていました。

 

司会の馬場錬成氏(蠍座生まれ)は、「現状を考えると、誰がどうやって日本にその流れを作っていくのか?

いろいろと多難ですが、とにかく言い続けていかないとダメですね」と結んでいました。

 

 

515日には天王星が牡牛座入りし、約7年間牡牛座の頭上通過します。

天王星は科学、テクロノジーの星ですから、

牡牛座生まれの鎌田氏は今年から7年間、さらに得意分野で才能生かし、

次々とユニークな商品開発をしてくれるはず。

鎌田氏57歳、100歳まであと43年、学び続けていくのでしょう。

 

 私も生涯、一生徒。

 

 

 

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