竹内弘高教授(天秤座)のお話を伺いました

2024年03月25日(月)10:21 PM

竹内弘高教授(天秤座)のお話を伺いました。

グローバルロータリークラブ十周年記念の「記念の会」に寄せていただき、

そこで元ハーバード大学大学院ビジネススクール教授の講演を拝聴しました。

竹内弘高氏は19461016日生まれの天秤座、

今年で77歳になられますがとてもその年齢とは思えない

パワフルで軽快な語り口、しかもマイクなしで会場を行ったり来たり

背すじも伸びていて、とても77歳とは思えない教授でした。

近くにいらした方が「あら、お腹も出てないわ」なんて言っていらして、

脳も鍛えているけれどボディも鍛えているのだと感心いたしました。

今の世界はブーカの時代だそうです。VUCA

V Volatility変動性

U Uncertainty不確実性

C Complexity複雑性

A Ambiguity曖昧性

だからこそ、今、大事なのはASCだそうです。

A Agility  機敏さ、俊敏性

S Speed   スピード

C Creativity 創造性

昔の日本は1964年の東京オリンピック開幕のために、

短期間で新幹線を作り上げた

セイコーはオリンピックのオフィシャルスポナンサーになるために、

クォーツを生み出した。

昔の日本人には俊敏性があった。だから50年代、60年代、70年代と

日本は世界から絶賛される国となった。

しかし今はそれがない。

今の日本はすべてが過剰だということです。

Over analysis 過剰分析

Over planning 過剰計画

Over compliance 過剰コンプライアンス

何故なら、今の企業の担い手は「正しいことを教える教育で育ってきているから」

日本では正解ばかりを学校でも塾でも予備校でも教える。

失敗を教えない。

家庭教師もテレビの林修も正しい答えを教える。

クリエイティブではなく、つまらない教育ですね。

日本では正しい答えを覚えて一流大学に進学する、その後は一流企業に就職する

しかし、海外ではそんな教育ではない。

生徒は批判的になる必要があるので、批判的に考えられるような課題を与える

また、明らかに解決しない課題を生徒は与えられるそうです。

それで生徒たちは議論し、進化していく。

これから日本の教育を変えない限り、

イエスばかりを言う生徒を生産するような偏差値教育を変えていかない限り、

日本はダメになると言っていらっしゃいました。

今の時代はRNAワクチンではありませんが

R rule breaking  規則を破る

N non conformung 体制に適合しない

A antithesis  アンチテーゼ

この3つを持つ人材が必要なそうです。

 

また日本のDX、これはディーエックスではなく、

デジタルが×だというのが日本の現状だと。

日本のAIも、AIではなく、advantage inferior 立場が劣っている

これが日本の現状だということです。

日本はこれからどうやって世界に通用するようなグローバルな人材を育成するか?

それにすべてはかかっているとおっしゃっていました。

 

今年は527日から大吉星・木星が双子座入りすることもあり、今年の5月末から来年の610日まで、

双子座の示す「教育」にはスポッライトが当たります。

竹内氏も現在ご自分と企業との間でスタートさせているグローバル人材を育成するプログラムを近いうちに

一般の人達にも参加してもらうようにすると発言していました。

また、ケンブリッジ大学のお墨付きをもらった教育機関も近いうちに日本でもスタートするようです。

 

今年の527日以降、確実に日本の教育制度は変化していくことでしょう。

今までのように偏差値高いところの学校へと、中学受験、

そしてさらに一流の大学目指しての受験、

そのような今まで当たり前にあった教育制度が通用しない時代が

近づいていることは確かなようです。

 

本当に世界を知っている日本人、教育者たちか

全力で日本の若い人材を育てようとしています。

これからの世界に通用する教育に期待したいですね。

 

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