「集中」三月号 補聴器も日本は先進国の中でもかなりの遅れ
「集中」三月号
毎月、星占いを書いている医療雑誌「集中」三月号にとても良い記事がありましたので
皆様にお知らせします。
この雑誌は医療従事者の皆様のためのものかもしれませんが、一般人である私のような者が読んでもなかなか興味深い記事がたくさんあって面白いですよ。
皆様も是非一度手にとってみてください。
集中出版株式会社 E mail . info@medi-con.jp
皆様の周りでも「聞こえない」ということで苦労されている方がいらっしゃるのではありませんか?
私も高齢者の友達が多いもので、皆様苦労されているようなので、何故か気になっています。
補聴器をつけていても、よく聞こえない。
「なんだかよく聞こえないのよね」
という声をよく耳にします。
その上、おしゃれな女性の補聴器は目立たないように、とても小さくて耳に取り付ける部分が細い、マスクを取るときに、うっかり補聴器まで取れてしまい、紛失してしまうこともしばしばだそうです。だから失くしたら困るのでつけないでいることも多いとか。
以前、岐阜大学の学長をされていた黒木登志夫先生(山羊座生まれ)に
「先生、どうして目は見えなくなると手術で直るのに、耳は白内障の手術のように、ちゃっちゃと直さないのでしょうか?」と聞いたことがあります。
その時先生は「耳は脳に近いので、危険が伴うのでそのように簡単に手術というわけにはいきません」とお答えくださいました。
でも、こんなに医学が進んでいるというのに、耳くらいなんとかならないの??
体の機能は常に使い続けないとさび付いてしまうんでしょう?
そうなると体に不具合が生じて、一つの不具合から全体に影響することもあるのではないのかしら?
そんな疑問は常にありましたが、「耳」「補聴器」についての記事はなかなか見当たらなかったのです。世の中はそんなことにあまり関心がなかったかのように見えました。
しかし、ついに集中が書いてくれました。
「聞こえ難さを感じている人がそこそこいるのに、補聴器を所有している人の割合が低いことだ」
「調査によると、聞こえ難さを感じている人の補聴器の所有率は15パーセントで、日本は16か国中、下から数えて二番目となっている(最下位は中国)」
「最も高いデンマークでは55パーセント、イギリス53パーセント、ノルウェー49パーセント、フランス46パーセント、欧州では半数近くが補聴器を持っていた」
なんて日本の高齢者は聞こえないことを我慢しているんでしょう。
また、補聴器を持っている日本人でも満足度は50パーセントに留まっているということで
これはなんと16か国中、最下位だそうです。
普及率は最下位の中国でも補聴器の満足度はなんと92パーセントで、
16か国中トップの満足度だそうです。
「何故、このような結果になってしまうのか。耳鼻科医は「患者、医療者、補聴器メーカー三者に問題がある」と指摘する」
「まず患者は聞こえ難さを病気としてとらえていないようだ」ということなのです。
耳鼻科医は「難聴は著しく生活の質を低下させますし、視力が悪くなれば、みんな眼鏡をかけるのに、何故聞こえないのに補聴器をつけないのか?」
と嘆いています。
しかし、ここで問題なのは次の指摘です。
「補聴器の調整などに関する診療に、診療報酬が十分ついておらず、補聴器に関する診療をしてもお金にならないという環境も影響していると考えられる」
ということなのです。
つまりドクターは補聴器の診療などやってもお金にならないので冷めているということなのでしょう。
そして補聴器メーカーは昔より格段に良い製品も出ているようなのですが、
全く宣伝力の不足から利用されていないということらしいのです。
補聴器の所有率の高かった欧州では補聴器の購入に手厚い補助があるそうです。
日本でも同様の補助があれば、現在の残念な状況は改善されていくと思うのですが。
それにしても、日本は認知症患者が多い国ですが、
それって聞こえない人が多いからでは?と思ってしまいます。
聞こえないと、聞くのが面倒になり、人の話もちゃんと聞かない、
そのうちに周囲とコミュニケーションがうまくとれなくなると
関心度、好奇心も薄くなる、
そうなると全体的に社会参加することが面倒になる、
そういうことで認知症になる人が増えているのでは?と思ってしまいます。
日本は世界に冠たる老人大国なのですから、もっと日本の耳鼻科ドクターに頑張ってもらい、補聴器、耳の不自由さから解放される老人が増えて欲しいと思います。
2024年5月27日から大吉星・木星が双子座入りします。
双子座は耳を暗示している星座でもあるので、来年度から補聴器の購入に手厚い補助金が出てもおかしくないでしょう。
さあ、耳鼻科医の人たち、補聴器メーカーの人たち、シニアの皆様、頑張って国から補助金を勝ち取りましょう。
なんだか文句は言いたくないれど、老人のケアに関しても日本はお金の使い方が下手なような気がします。
89歳の友達のところには1週間に一度必ずドクターが血圧を測ったり、脈を診たりしに、往診にやってくるそうです。
彼女は1週間に3日は外出し、夜のお出かけだった平気。
足は悪くなっていますが、頭の働きもよく、とにかくよく喋るので
電話の声は50代、内容も盛りだくさんでとても元気な人です。
それなのに、介護保険のお陰で、毎週ドクターが往診にきて、薬ももってきてくれるとか。
「こんなに親切にしてもらって、なんだか悪いような気がするのよね」と
彼女は言います。
往診より、良い補聴器のほうが彼女には必要だと思いますね。
耳鼻科医さんたち、補聴器メーターの人たち、頑張ってください。
来年の5月には補聴器の補助金をゲット!
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