「自由の危機 息苦しさの正体」

2021年09月28日(火)6:57 PM

なかなか面白い本でしたので、皆さまも是非ご覧くださいませ。

今、この国で起きているおかしなことに、多くの先生方が声を上げています。

日本の教育が2006年、第一次安倍内閣発足後、教育基本法の改正が行われ、急激に日本教育が右翼化し、政治が教育の中身に手を突っ込んでくることが激しくなったとあります。

2006年は凶星・土星が獅子座にあり、獅子座の示す王者、帝王の星です。それが凶星・土星で病んでいた年です。つまり、あまり上等ではない帝王が誕生した年でもあります。

獅子座に木星がある年であれば、獅子座、王者にラッキースターが入るのですから、上等な優秀な帝王が誕生する年となります。

しかし、日本は残念なことになっていたようです。さて、そこから日本人の「自由」はどんどん蝕まれているとのことです。

菅総理による学術会議、6名の任命拒否事件。どうしてダメなのか、理由を全くいわないのですね。辞めることなったにも関わらず、まだ口を閉ざしています。

そのように、日本人はいつも支配者に騙され、いいように扱われている?!ようです。

それは日本人が従順で大人しいからでしょうか?!

日本人が大人しい。その原因ともとれることが、この本に書いてありました。

OECDの国連教員指導環境調査というものがあり、そこで国際比較されているものがあるそうです。

中学の教員に対して、自らの授業において「批判的に考える必要がある課題を与える」ような指導実践を行っているか?という質問に対して、(2018年度)

「しばしば」「いつも」

そう回答した教員の割合は、各国とも非常に高く、ブラジル84.2パーセントを筆頭に、アメリカ78.9パーセント、オーストラリアが69.5パーセント、イギリスは67.5パーセント、フランス50.3パーセント、ついに日本人の年収を抜いていったお隣の国、韓国は44.8パーセント、それに比べて日本は圧倒的に低く、わずか12.6パーセントで、参加国 48カ国中、最下位だそうです。

日本は「批判的に考える必要がある課題を与えている」とは言えない。見事、与えることがない国。最下位となっています。

これでは日本でウォッチドッグの新聞記者が生まれるはずがありませんね。

上から言われたことは批判的に考えないようにする。それは、一番心も体も成長する時期、中学校の頃から洗脳されているのです。

「知的文章術入門」の黒木登志夫先生も著書の中で述べていらっしゃいます。

「日本語で批判というと、非難、否定などネガティブな反応と思いがちであるが、客観的、科学的に考えることが批判的に考えることである。

つまり批判的に考える訓練がなされていないと、客観的、科学的に考えることができないということになります。そういう日本人だらけになるということです。

官邸で「菅総理!」と声かける記者の質問も、いつもパンチが効いていないと思ってしまうのは、こういう教育のなせる業なのですね。

また「教室でのルールを守るよう生徒に伝える」指導実践については「しばしば」「いつも」と行っている割合だけは日本は非常に64パーセントもあるのです。

日本の学校では「自由」よりも優先されるのは「秩序」です。

集団の中で行儀よく整列し、行儀よく先生の言うことに従い、長いものに巻かれろの精神で、上に立つ人の指示には従うように仕向けられている。多くの日本人は、子供の頃から「秩序」こそ大事な概念で、「自由」とは「秩序を乱さない範囲で許されるもの」という価値観を、殆ど無意識のうちに思考に刷り込まれている。

だから、社会の中で特定の自由が失われそうになっても、他の民主主義国のように、何十万人の人が路上に出て抗議デモをすることはありません。

グレタ・トゥンベリさんも、もし日本に生まれていたら、あのような勇気ある少女にはならなかったかもしれませんね。

ここのところ、9月29日に行われる自民党総裁選、それから眞子様のお相手の小室圭さんがアメリカから帰国した。そんなニュースばかりが流れている毎日です。

国際的なジャーナリストの非正規組織である「国境なき記者団」が、様々な観点から、各国の「報道の自由度」を評価しているそうですが、(世界180カ国中)

日本は2010年には世界11位  

   2013年には世界53位

   2016年には世界72位

   2020年には世界66位となっています。

第二次安倍政権が発足した2012年12月以降、どんどん日本は順位が下がっています。

どうでもいいことが沢山報道され、肝心なことは報道されていないような気がいたします。もっと本当に知らなくてはならないことは沢山あるような気もいたします。コロナ禍となり、大変な時代が続いています。星占いではまだまだ大変な時代に続いていく兆しでもあり、2026年まで二極化はさらに進んでいくのですから、子供たちを古臭い教育に押しやってしまってはこれから先、世界に歯が立たないでしょう。子供たちに、いくら英語教育を施しても、自由より秩序を重んじる教育を幼い頃から刷り込まれてしまっては、英語もただのアクセサリーになってしまいます。

まずは私たち、大人が本当の「自由」の本質を理解していきたいものです。自由を理解するには客観的に自分の置かれている立場を理解する必要があります。

今年は星占いで「自由」を示す星・水瓶座に大吉星・木星と土星が同時進行しています。

https://www.bing.com/videos/search?q=%e5%a4%a9%e7%8e%8b%e6%98%9f%e3%81%ae%e9%9f%b3&view=detail&mid=E5388E97B7859302C560E5388E97B7859302C560&FORM=VIRE

あなたが「自由」について考えることは、幸運の波に乗るということでもあります。

さあ、幸運になるためにも「自由」について考えていきましょう。

あなたの人生開花のきっかけに必ずなるはずです。

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