法学者・新保史生氏は言いました。「小学校からの英語教育は意味がない」
法学者・新保史生氏は言いました。「小学校からの英語教育は意味がない」
法学者であり、慶應義塾大学 総合政策部教授である新保史生氏(1970年生まれ)の講演を拝聴いたしました。
AIの時代が間もなく到来します。
ロボットと人工知能の普及と課題について、今後社会がどう変わっていくかなど
短時間ではありましたが、10年後、20年後の未来を覗くことができたような気がしました。
LOTプラスAI 自立型ロボットを社会の中でどう位置づけるか、どう考えるかなど、ロボット法なるものが必要になるのではないかというお話です。
日本は産業ロボットの出荷台数は世界1だそうですが、
収益の面では世界1ではなく、負けているそうです。
つまり技術では強いけれど、ビジネスになると弱い。
また、ロボット製作には熱心だけれど、その使い道、その先の先、ロボットが進化に進化を重ね、さらに進化したときにどうなるのか?などの想定、自立型ロボットが生活に入りこんできた場合、新たに生ずる課題に対する対応、想定できる未来に対しての戦略が全くできていないと嘆いていらっしゃいました。
新保氏が先日アメリカのカーネギー財団に招待されて出かけていった時のこと
「ドローンを軍事利用することを日本はどう考えているのか?」というような質問が出たそうです。
でも日本は?
2015年4月22日、総理大臣官邸の屋上にドローンが落ちていたことが発覚、
大騒ぎとなりましたね。
犯人は40代の自衛官で自首したそうですが、その自衛官は4月9日にドローンを飛ばしています。
なんと、13日間、2週間近くも、総理大臣官邸の屋上にモノが飛んできたのがわからなかったわけであり、なんとも危機管理能力のない日本国です。
平和ボケしている政府です。
そのようなことですから、ドローンの軍事利用についてなど、何も考えていないでしょう。
新保先生も嘆いていらっしゃいました。
今の政府は女、子供も槍持ってエイヤーと敵を倒す訓練をし、毎朝教育勅語を空暗記で読み、君が代を直立不動の姿勢で歌い、夏には靖国神社参拝するようにさせることに夢中なのですから、アメリカとは時代が100年ずれています。
ずれすぎ。
あり得ない。
自動走行システムという言葉、最近よく耳にしますが、その自動走行システムのレベル4の代表が、「ゆりかもめ」です。
レベル1、2の段階の機能が追加された車が、ベンツ、日産でも販売されるようになっています。
しかし、その自動走行システムに関しての法的整備も日本では全くされていないと嘆いていました。
アメリカで今年の2月5日、スーパーボウルでのハーフショーにレディガガが出演、
その時、バックに300機のドローンを飛ばして星条旗を描いたり、美しい点滅で素晴らしいバックステージを披露したそうです。
今ではアメリカのドローン技術の進歩は著しく、アメリカのテキサスから中東にドローンを飛ばし、テロ犯の顔をドローンに認識させて、追跡させ、ドローンでテロ犯を攻撃するシステムも完成しているとのことです。
そこまで凄いことができるようになっているということは、本当に私たち人類の生活、社会が変わるのは目の前かもしれません。
そう考えると「2020年までに憲法改正」と声を大にして叫んでいる首相、政府の皆様が、
時代遅れもいいとこだわ。と思えてきます。
新保先生の話を聞けば聞くほど、日本は時代遅れだと思えてきました。
アメリカはキリスト教の国でもあるので、
人間に似たものを作ることは罪、悪であるという考えがどうしてもあるそうなのです。
ですから、アメリカ映画に登場するロボットは最後に人間を脅かす存在となり、
人間と戦うようになるのです。
今は昔と違い、耐久年数10年電池、30年電池など長期間使用可能な電池も装備される時代ですから、
殺人ロボットがもしも出てきたら、「電源を切ればいいじゃないか」
では済まないことになっています。
コンセントを抜いても殺人ロボットと化したロボットは動くのです。
日本はモノにも神が宿っているという考えをする国です。
アイボという犬型ロボットが何年も前に発売されましたが、
それを購入した人が、アイボが壊れてしまったとき、お寺に供養してもらったという話もあると、新保氏は話してくださいました。
アメリカでロボット犬を供養なんて、あり得ない話。
そのように、アメリカと日本では価値観の違いもあれば、さらに政府の頭脳集団の時代差、スピード差が100年はあるように思われますので、日本の法整備、またAIに関しての機関が一刻も早く先進国同様に成立されることを心から祈りたいものです。
最後にですが、ある紳士が質問されました。
「以前、ノーベル賞を取られた白川英樹博士が科学は日本語で考えることが重要と言っていたのですが、今、政府が盛んに力を入れている幼児からの英語教育、小学校からの英語教育について、どう考えられますか?」という質問があり、そのことに新保氏は答えてくださいました。
「これからは、人間より素晴らしいロポットがちゃんと訳すし、話すし、人間がいちいち外国語を覚えなくてもいい時代が到来しますよ。だから、英語が話せることの価値はどんどん下がると思う、自分の頭でしっかり考えられる子、このことのほうが大事だと思う」と
話してくださいました。
幼稚園、小学生、中学生のお子様たちを持つ星占いファンの皆様、
時代の波に乗り遅れてはダメよ。
時代遅れの政府の指導に従っていたら、
あなたの愛するお子様は時代遅れの子供になってしまう危険があります。
平成初期に生まれていたら、英語ができないと、良い大学に入れなかった。
良い仕事につけなかった。
でも、これからの子どもは英語ができることだけでは、何の意味もない、
英語が外国人のように話せても、一流大学に入れない、一流企業の仕事はないですよ。
自分で考えられる子供を育てないといけません。
皆さま、ここだけは忘れないで。
私たち母親はそのことをしっかりと胸に刻み、子供、孫を育てましょう。
新保先生のお話、どれも刺激的でしたけれど、
最後の英語教育に関してのお答えが、一番私にはためになったような気がします。
星占いで見ると、天王星が双子座入りするのは2025年7月8日です。
コミユニケーションの星がITの星とドッキングします。
あと、8年したら、耳にヘッドフォン?つけて、普通に会話すると、
英語にチェンジ、フランス語にチェンジできる。そして外人の言っている言葉も流暢な日本語に変換されて戻ってくる。自動翻訳機、そんな電気製品が発売されて言葉の壁はなんなくクリアできる時代が到来するでしょう。
さあ、星占いファンの皆様、
時代の波に乗るわよ。