「時代に取り残された学校現場」シンポジウムに参加しました。
「時代に取り残された学校現場」シンポジウムに参加しました。
「時代に取り残された学校現場」教育施政の立て直しを考えるというテーマでの
小学校教育に関してのシンポジウムに参加させていただきました。
モデレーターはテレビでお馴染みの橋本五郎氏(1946年12月29日生まれ・山羊座)、パネリストには慶應義塾学事顧問の安西裕一郎氏(1946年8月29日生まれ・乙女座)、ジャーナリストの松本美奈氏(1964年生まれ)、現役の小学校教師の小本翔氏(1985年生まれ)三名です。
モデレーターの橋本五郎氏は山羊座で大器晩成の星をもっているだけあり、
高齢になられていても大変なおしゃれに気を使い、周囲の気遣いのある紳士でした。
また山羊座と乙女座安西先生は隣同士に座られて、息のあったところを見せてくださいました。
やはりシンポジウム、会議などは相性の良い星座が隣にいたほうが話が進みやすいのかもしれません。
さて、今の時代、小学校の先生というのはブラックな会社に勤める社員のごとく、お気の毒な環境で働いているようです。
2018年、小学校教員が残業が多すぎてとてもやっていられないということで、県を相手に訴訟を起こしましたが、一審では敗訴、そして今年8月の二審も敗訴となりました。
先月は中学教諭がクーラーがなくて暑くて勉強することができないと訴訟を起こしていたことがニュースになっていましたが、それも敗訴でしたね。
小学校教諭の残業代を時給に換算すると、なんと一時間100円にも満たないそうです。
安倍元総理の国葬には16億円もの大金を使っておきながら、
生きている子供たちにはお金は使わない。
これが現在の政治家、官邸のやり方なんですね。
星占い的には今後ますます厳しい時代がやってきますが、今からこんなことでは
恐ろしい限りです。
小学校の家庭科の時間に調理することがあれば、東京都は財源のあるシテイなので、先生が買い物に走ることはないそうですが、埼玉県では先生が生徒の調理実習の買い物までして、しかも、調味料を班ごとに小分けにしたりする。それを全部ひとりでやっているそうです。
そして扇風機の掃除とビニールかけ、賞状の作成、書初めに使う半紙を買いに行き、そこに書く文字の手本を書き、一人一人の生徒の名前の手本も書き、書初めのときは体育館にそれぞれのスペースを区切るためのビニールテープも張り、とにかく全部、先生がやらないといけないそうです。それからそれから・・・・とにかく多すぎて書けないほどですね。
ジャーナリストの松本美奈氏によると、「教員は考える人じゃダメだ」
と一般的に言われているそうなのです。
考えて、「これはおかしい」と思うような人材であると、教員には向いていない。
向いているのは「はい、やります」と何も考えない、おかしいと疑問に思わず、
ロボットのようにただひたすら、毎日の業務をこなしていく人でないと、
教員には向いていないと言われているのが現状だそうです。
なんてことなんでしょう・・・
本日のシンポジウムでの現在の小学校教諭のお話には驚くことばかりでした。
しかし、その前の日、首都圏ニュースでは「国が定める保育士配置基準」というものが
流れていました。
0歳児3人に対して、 保育士は一人
- 2歳児6人に対して 保育士は一人
3歳児20人に対して 保育士は一人
4、5歳児30人に対して 保育士は一人
これが現在の日本の国の規定で、戦後大きく変わっていないそうなのです。
勿論、お金のある保育園、幼稚園はそんなことはないと思いますが、
しかし国の基準は恐ろしくブラックです。
姪の子供、3歳児はとてもかわいい。でも、いたずらしたくてたまらない年ごろ、
目を離すとどこへでも行ってしまいます。
そんな幼児、20人も私一人で朝から夜まで、トイレ、食事、散歩、昼寝、おやつ、庭でのお遊び、プール、すべて20人の3歳児、面倒みれるのでしょうか?
ご立派な政治家の先生方にやっていただきたいと思います。
たった一人で20人の3歳児の健康と安全を守れるでしょうか?
憲法改正なんてことより、まずはこういう大事な規定の改正を一刻も早く行ってもらいたいものですね。
小学校教諭がブラック企業で働いているのと同じであれば、
保育園保育士もブラック企業で働いているのと同じこと。
子供は国の宝
本気で思っていたら、こんなことを放っておけるはずがありません。
日本はジェンダーギャップ指数2022年度、146か国中116位ということですが、
女子供に対して、官邸、政治家は人権無視、相変わらずパワハラし続けているということでしょうか。
21世紀構想研究会の理事長である馬場錬成氏(蠍座)は、
政治の貧困が教育の貧困生み出していると激怒されていました。
橋本五郎氏は故・元総理の田中角栄氏(牡牛座)の発言を取り上げていました。
「先生に、金の心配をさせてはダメだ!」
田中角栄氏の言った言葉は正しいかもしれません。
時給100円にもならない仕事に有能な人が就くはずはなし。
現在、火星は双子座を運行中。
双子座は教育の星でもあり、児童の星でもあります。
これから春に向けて、さらに日本の教員、児童の不幸は続きそうです。
生きずらい環境でよい先生方が辞めてしまわないように、
ただただ祈りたいものです。
聞く耳をもっていてもスルーする総理
進んで困難なことに取り組む、真に勇気ある政治家、国民が増えますように!
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