ルンバには象タイプの人工知能が入っています。
「ルンバ(掃除機)には象タイプの人工知能が入っています。」
物珍しいものが好きなもので、その昔、つい衝動買いしてしまったルンバ。
しかし、家にはモノが多すぎて、ルンバがちゃんと動いてくれない。
残念ながら、ルンバは今、リビングの隅っこに鎮座しています。
そのルンバには象タイプのAIが入っているそうです。
へえ、象??
皆様知っていました??
※ルンバの生みの親、ロドニー・ブルックス氏(1954年11月30日生まれ・射手座)は、2002年ラッキースターが幸運の角度形勢している年にルンバリリース、2005年にiRobot会社を上場、2006年の射手座・12年に一度の幸運の年にはルンバ200万台販売突破しています。その翌年は彼の12年に一度の大金運到来していましたから、ルンバで大金運つかんだこと間違いなしでした。
さて、東京大学 情報理工学系研究科・研究科長の石川正敏先生 (1954年生まれ)の
「知能システムの未来」についてのお話を拝聴することができました。
石川先生は若い人たちへのメッセージとして話しますのでよろしくお願いしますと言い、
難しい話をよくわかるようにかみ砕いてお話してくださいました。
今の時代の大学教授は子供にも主婦にもわかるような話ができないといけないそうです。
AIには2つの流儀があり、
1つはチェスタイプの人工知能。ロジック系
もう1つは象タイプの人工知能。リアルタイム系があるそうです。
その2つは全く違い「象はチェスをしない」ということで表現されるそうです。
「象はチェスをしない」という言葉はブルックス氏の有名な言葉です。
(猿でも犬でもよかったのに、象という大きな動物を選んだところが、さすが膨張の星・射手座生まれのブルック氏らしいと思います。)
象は家族を作り生活することができます。それはとても高度な能力です。そんな象はチェスはやりません。自然界に生まれてきた生物にとってみると、高度なものと思われる記号処理や論理などよりは、それ以外の知能のほうが重要だということを意味しています。
体がなければ本当の賢さは生まれない。ということです。
日本は後者の象タイプのほうの人工知能研究開発に強く、じゃんけんロボット、バッティングロボット、高速ドリブルロボット、介護ロボット、自動運転ロボットなど沢山の魅力的なロボットを作り出しています。
石川先生のロボットハンド技術は実に素晴らしく、先生は、もし、100億円出してくれるのであれば、
柿の種一つ一つに賞味期限を印刷するロボットを作ることも可能だと言いましたよ。
えーー。
すごすぎる。
でも、いらない。
2020年東京オリンピックの時には、日本のAI最先端技術が多方面で大活躍。
目にもとまらぬ速さで打ち返される卓球ボールをAIがとらえ、私たちの目に見えなかったボールの回転する姿、飛んでいく姿など見せてくれるらしい。
また、プロジェクションマッピングの技術を使用すれば、オリンピックの各国の国旗は不要だそうです。
なぜなら真っ白な布さえあれば、そこに各国の国旗を高速プロジェクタの技術で映し出すことができるらしい。
そんな話を聞いていると2020年東京オリンピックは21世紀の最先端技術の祭典?
ワクワクしてきますね。
20世紀の科学は掘り下げて、掘り下げて、そして成功した暁にはノーベル賞を受賞ということがあったけれど、21世紀の科学はそれではいけないとのことです。
そうではないところに目を向けていくべきだとおっしゃっています。
そうではないところ?
20世紀の教育は、ニュートンの方程式を教えるだけでよかった。
しかし、21世紀の教育は、ニュートンの方程式を教えたら、それをどう使うのかを教えなければならない。
21世紀の大学は価値を創造するところに変わっていかなければならない。
これからの教育者は与えられたことの外の世界のことを考える、基礎は何ですか?ということ重きを置く教育ではなく、新しい価値を創造していくことを教えていかなければならないと、語気を強めてお話してくださいました。
2020年から学習指導要綱変更となり、小学校3年から英語の授業が始まり、コンピュータープログラミングも授業で習います。グローバルな時代にみあうスーパー子供をたくさん作ろうという国の計画です。創造的な子供をたくさん作らないと、日本に未来はないのだということでの試みです。それ自体は悪いことではないのですが、今でも週60時間以上働いている小学校教師は7割を超えているそうで、その上、さらに新しいことをやれと指示される。学習指導要綱も実に中身が細かく書いてあり、それ自体、先生の自由を奪うような内容のようです。文部科学省の回答では「そこはうまく時間調節して、工夫して」という。
言うのは容易い。でも実際にそれを行うには、スーパー教師でなければできないのでは?
素朴な疑問です。
美味しいお米を作るには豊な土地が必要。なのに、土地は荒れ果てているのに、そこに良い種を撒いたとしても?
小学校教師の世界ランキングデータによると、教師が教えることに自信がある。というのは、世界平均が86パーセントなのに、日本の教師はたったの18パーセントで世界1、低いそうです。
石川先生は嘆いていらっしゃいました。
日本には素晴らしい最先端技術、高い理想を掲げて頑張っている人たちがたくさんいる。
それなのに、実際に経済を動かしている人たち、企業家の反応は悪く、独創性を理解しない。「儲かるか」ということでしか評価しないということで、日本は実に遅れているとおっしゃっていました。
その点、アメリカには高い志で未来に向かい夢いっぱいの最先端技術に対しての理解は深く、高い評価をしてくれるところがたくさんあるそうです。
石川先生の研究室の紹介ビデオの問い合わせも6割はアメリカからで、日本はとても少ないそうです。
日本には素晴らしい技術がたくさんあり、グーグルが100年かからないとできないものも、10年でできるレベルにもなっているそうです。
今後の石川先生、研究者の皆様、AIの活躍に期待しましょう。
2020年土星は水瓶座に進行するので、水瓶座、射手座、双子座、獅子座、魚座、乙女座生まれの頑張っている教師の皆様、つぶされないようにしてくださいね。
危険信号点滅します。
自信ない人は違う仕事へ転職、また今から不足している技術取得して、乗り切ってくださいませ。
21世紀の考え方は、基礎から応用、そして発展なんて古臭い原理ではダメなのね。
そんな石川先生の話を聞いていたら、自分の生き方も、価値観も変えていかなければならないのではないかと、ふと思ってしまいました。
You Tube Ishikawa Watanabe Laboratory channel
石川先生の研究室のロボット映像他