永野博先生(山羊座)は言いました
永野博先生(山羊座)は言いました。
慶応義塾大学法学部と工学部で学ばれ、科学技術省に入省、政策研究大学大学院教授であり、慶応義塾大学特別招聘教授など歴任されてきた永野博先生(1948年1月5日生まれ・山羊座)の卓話があり、拝聴することができました。
「ノーベル賞大国日本、今後の行方」という、興味深いお題目です。
永野先生は1968年大学時代にドイツのミュンヘン大学へ留学、ボンの大使館に勤めた後、文部科学省でユネスコのサポートもされていたことから、ドイツには実に詳しい先生です。
山羊座生まれですので大器晩成の運の持ち主、山羊座は年をとればとるほど元気になる星座でもあります。
永野先生も今年75歳になっても精力的にお仕事をこなしていらっしゃいますね。
今回の30分の卓話でもパワーポイント46枚用意しての濃厚なお話、さすが山羊座と思ってしまいました。
あなたも山羊座であれば、まだまだ先は長いですよ。
終着駅はまだ先なので、とにかく体を鍛えて、しっかりやってください。
さて、日本は2001年以降ノーベル賞の数は世界二位の実力。
特許出願率でも今でも世界一の実力だそうです。
しかし、研究不正、科学者の捏造、改ざん、盗用などに関して言うと、
世界の20位までに、なんと日本人は6人くらい入っているそうなのです。
その上、世界中の研究者は参考にするというような質の高い論文を書いている人は、日本人では実に少ないという結果も出ています。
中国はここ10年で論文数は10倍に増えていて、世界の研究者が参考にする質の高い論文もかなりの数増えています。
もう現実問題として日本は科学立国と堂々と言えるほどの実力がなくなっている。
ノーベル賞も怪しくなっている。
「危機的状況にある」と永野先生は言われました。
その理由はいろいろあれど、結局のところ
真剣な議論が足りていない。
真剣にこの問題を考えていない。
だから、こんな情けない状態になっているということです。
4月9日に行われた統一地方選挙でも無投票選挙区が増加して、
なんと全国約37パーセントの選挙区で無投票当選だったという恐ろしい事実が。
1947年、戦後の投票率は100パーセント、今は3割を割り込んでいるところも多いとか。
日本が戦後素晴らしい成長を遂げたのは、みんなが真剣だったから。
でも、今は科学のことに関しても政治のことに関してもみんな他人事。
先日テレビで日銀が破産すると困るなんて特集をやっていましたけれど、
コメンテーターが「本当にこんなことでは困るんですよ。日銀になんとかしてもらわないと」なんて云っていましたけれど、日銀の責任かもしれないけど、それは「私たちがなんとかしないといけませんね」「さぁ、どう考えますか?!」と私たちの問題として考えなければいけないのでは?
まるで他人事のような言い方をするコメンテーターにびっくりします。
どちらにしても、みんな真剣さがどの分野でも足りないんですね。
情熱がないんですね。
みんな現実をみないんですね。
本当に永野先生が「真剣な議論が足りない」と云い放ったこと。
先生の悔しさがにじみ出ているような気持ちになりました。
星占いファンの皆様、皆様は真剣に生きているから、星占いが好きなんでしょう?
真剣に生きることは大事なこと。
だって、全部自分のことなんだものね。