「本物の知識」は専門家にしか教えられない (安藤寿康氏1958年生まれ)

2024年12月22日(日)10:20 AM

「本物の知識」は専門家にしか教えられない (安藤寿康氏1958年生まれ)

 

書店で買ったのに、わさわさしていて読んでない本が何冊かありました。

1年の終わりにしっかり全読まなくちゃと、安藤寿康氏(1958年〇座?)

「日本人の9割が知らない遺伝の真実」という本を読み始めました。

なんでも若い頃は環境が作用するので、どんなところで育つか、どんな人達と知り合うかで随分と性格など変わってくるそうですよ。

 

しかし、ある程度の年齢に達すると、人生後半にもなると、遺伝の力がどんどん強くなると出ています。

あ、そういえば最近あんこが好きになり、今まで手を出したこともない

おしるこを買ったわ。

それから父はいつも姿勢を変えて動くときに「ほっ」とか、「はっ」とか大きなかけ声を出して動いていたのですが、私も最近、気が付くとフライパンのパンケーキをひっくり返すときも「はっ」なんて大きな声を上げているようになりました。

あらあら、本当に遺伝って人生後半部分になると、出てくるのねぇ。

嬉しいような嬉しくないようなですね。

この本の素晴らしさはそれを教えてくれただけではなく、

慶応義塾大学の文学部教授でもあったことから「教育とは?」まで書いてくださっています。

「そもそも中高の先生が教えているのは往夫にして本物の知識ではありません。中学、高校教諭としての職業で、専門家でもない彼等が生徒に知識を教えようとしています。しかし国民のすべてを専門家が教えられるはずはありません。また専門家が教えることが上手とも限りません。かくして教育者という職業が生まれました。そして教える人によって教えるレベルや内容に差があってはまずいということで、教えるという行為を規格化し、現在の教育制度が作られています」

「実際、スポーツや芸術の分野で一流を目指す人は専門家から教わります。ところが公教育の中で普通はそれはあり得ません。その結果、学校で教えているのは偽物とは言わないまでも代替物でしかなくなっているのです」

安藤寿康氏はだから、若い頃からホンモノに接して、本物の技術、知識を身につけるべきだとおっしゃっています。

ドイツの教育制度は、6歳で入学して10歳までの4年間が基礎学校「Grundschuleグルンドシューレ」という小学校。そして、10歳(5年生)という幼さで将来の進路を選ばなくてはなりません(下図を参照)。ここでほぼ将来の分かれ道が決まってしまう「エリートコース、就職コース、専門職コース」を選択せざるをえない岐路に立たされます。

フランスの高校には普通学校と職業学校の2種類がありますが、日本のような入試試験はないといいます。高校への進学の可否は中学校の成績によって判断され、あとから挽回することが難しいという点は、日本の教育よりもシビアだといえるでしょう。

普通高校の場合は「普通バカロレア」職業高校の場合は「職業バカロレア」と学校によって卒業時に取得するバカロレアの種類は異なりますが、大学などに進学したいのであれば普通バカロレアの取得が条件となります。

 

高校に進学する頃には将来の職業につながるような意識を目覚めさせ、それにふさわしい技術も身につけることのできる制度もあるように感じますね。

 

考えてみれば、星占い師になりたいと思っていたわけではなく、なんとなく、友達の占いについていった私が銭天牛氏にスカウトされ、知らないうちに星占い師としてデビューしていたわけですが、銭天牛氏がホンモノだったから、面白く、興味がそそられて、どんどん知識を吸収することができたのだと思います。

私の今があるのは、本物の指導者・銭天牛と巡り合ったからだと思っています。

 

なので、高校無償化よりは、高校生の年齢になったとき、

プロの料理人になりたい人は早く、本物の料理人に弟子入りさせてあげたい、

政治家になりたい生徒は早く、政治家の元で修行させてあげたい、

本物と出会うと誰かに無理やり言われなくても自分から勉強したくなるものだと思っています。

日本経済は下り坂、はっきり言って危険水域に達しているのではと思えます。

若い人達がどんどん知識技術を身につけ、世界に飛び出していかないと手遅れになる。

いち早く、若い人達が「本物」と出会えるようになって欲しいですね。

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