月刊「集中」10月号「劣化する外務省」恐ろしや
月刊「集中」10月号「劣化する外務省」
皇后雅子様(1963年12月9日生まれ・射手座)は外交官であったお父様
小和田恆様(1932年9月18日生まれ・乙女座)の家庭で育ち、
雅子妃殿下は外務省に入り外交官となり、要人の通訳など任され大活躍されていました。
皇后様となられた後も天皇陛下(1960年2月23日生まれ・魚座)と共にお得意の語学力を生かし、各国の大統領、
大使など要人と素晴らしい外交を行っていらっしゃいます。
日本で一番、5つ星の外交官と言えるのは天皇陛下ご夫妻かもしれませんね。
集中10月号で「深刻な課題を抱え劣化する外務省」という記事を読みました。
昨年外務省を退官された元外交官・山上信吾氏(1961年9月18日生まれ・乙女座)の記事です。
「以前は外交官試験という外務省のキャリア採用試験がありました。しかし、
特権階級意識が批判され、2001年から他省庁のキャリア公務員と同じ試験に統合
されました。それにより外交官の間口も広がりましたが、外交に思い入れを
抱いた人材が減ってしまいました」
「国際法や外交史の素養もない入省者が増えたのです」
「20年くらい前は、局長や次官に昇格する前に、必ず在外公館長として
赴任したものです。ところが最近は東京にい続けて昇格する人が増えた。
こんな人事は他国ではあり得ない」
「中国や英米豪、どの国でも外交官であれば在外勤務を希望するのが当たり前です」
元外交官 山上信吾氏
これ怖くありませんか?
以前より自民党は米国の武器を沢山買い込み、戦争に参加できる国・日本にしようと
企んでいるようです。
私は武器をいくら沢山もっていたとしても、平和はやってこないと信じています。
平和はやはり人の力、魅力ある人の魅力的な外交力によってやってくると
信じています。
それなのに、なんと、なんと、日本の外交官がこんなひどいあり様になっているとは。
皆様ご存知でしたか?
世界の事情も何もしらない、試験勉強だけできた人が私たちの代表として
外国と話しあうのですよ。
こんな恐ろしい話はありません。
外国の人達だってバカにするに決まっています。
何処の国の人だって、魅力溢れる素晴らしい人は素晴らしいと言います。
しかし、魅力ない素晴らしくない人には価値を見出すことはできない。
人材不足はあちこちで出てきてしますが、外交官までがこんな状態だったとは。
それなら尚のこと、武器を買いこみ、相手が攻めてきたら応戦できる国にするなんて
とんでもないことです。
先日、友人の研究所所長が嘆いていました。
いきなり感染症の仕事を国からふられたけど、感染症の研究をしている専門的な
研究員は
見つからない。
みんな優秀な研究員は日本にはいない、アメリカに行ってしまっている。
劣化する外務省。
なのに武器だけは沢山買う日本。
そして石破氏、自民党は二言目には日本の国を守るためには
防衛力強化
防衛力強化
そればかりお経のように唱えている。
そんなことをする前に人を育てよ!
人材こそ、日本の宝なのだから。
もし日本が戦争に巻き込まれた時、きちんと外国と対話できる人材が
いないということになるのですから、こんなに怖いことはない。
恐ろしや、恐ろしや、
知らないうちにこんなに日本の外交官も劣化したんだ!
と、書いた翌日、小野次郎先生のセミナーでエルサルバドルやエジプトの大使を歴任された
湯澤三郎氏(1940年4月20日生まれ・牡羊座)とたまたま隣の席になり、
湯澤氏から良いお話を伺いました。
湯澤氏は北岡伸一氏の本を読んだとき
「外交とは国民と国民を結ぶもの」
この言葉に感動し、この言葉を胸にいつも仕事に励んでいられたそうです。
しかし、今は外交官として海外に赴任しても、その国の人達と交わろうとしない
外交官も増え、また日本で外交官の集いがあっても、日本に帰国しても
一言も発言しないで、また戻る外交官もいるとのことで
随分変わってしまったと嘆いていらっしゃいました。
湯澤氏は太陽と大吉星・木星がほとんど同じ位置にあるときに生まれて
いらっしゃいます。
木星は外国、発展の星。
なので、生まれながらのコスモポリタンです。
国民と国民を結ぶ能力のある人さえいれば、戦争は起るはずがない。
でしょ?
皆様、そう思いますね。
湯澤氏がいつまでもお元気で多くの人達に外交のノウハウを伝えることが
できますように。
祈ります。
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