「2040年の日本」野口悠紀雄氏(射手座生まれ) に感動!
「2040年の日本」野口悠紀雄氏(射手座生まれ) に感動!
星占い師は未来を読むことが大事な使命なので、未来のことが書いてある本にはすぐに手が伸びます。
今まで未来社会はこうなりますよ!という色々な本を読み、納得したり、面白いと思うことはありましたけれど、読み終えて感動した本は残念ながらありませんでした。
しかし、野口悠紀雄氏(1940年12月20日生まれ・射手座)の「2040年の日本」幻冬舎新刊には感動しました。
この本は2023年1月20日に第一刷発行です。
2023年、射手座の第5室、創造の室にラッキースターが入っているときの出版だからかもしれませんね。
星占いでは5室は感動を与える室です。
だから、5室にラッキースターが入ると恋愛したり、ベビーが誕生したり、優勝したりして感動を味わうことができるのです。そう、創り出したもので人にも感動を与えることができるのかもしれませんね。
射手座さんが今創る作品は感動するものが多いはず。
あなたが射手座なら、さっそく創作活動にとりかかってください。
今年の1月18日の「歌会始の儀」で愛子様(射手座)のお読みになった「友」をテーマにした歌が絶賛されたこともニュースになりましたね。
射手座生まれの愛子様は今年、さらにその文才を高めていくことでしょう。
野口氏の本の内容は今まで掲載された原稿などをまとめているものではありますけれど、それに加筆されているものもあり、全体的に感動の嵐でした。
最後に「我々は未来の世代に対する責任を果たしているか?」というタイトルがあり、そこで以下のことが述べられています。
「われわれより少し上の世代が、日本を再建した。われわれの世代は下働きとしてそれを手伝っただけだが、未曽有の経済成長という成功体験を共有した。
では、われわれの世代は、未来への責任を果たしたか?
残念ながら失敗した。
それは、日本円の実質的価値が、1995年からの約30年間ではほぼ3分の1に下落したという事実が、何よりも雄弁に物語っている。
世界における日本の地位は、いまや、1970年代まで逆戻りしてしまった。
われわれの世代はまた、次世代の教育を怠った、その結果、日本人の資質が目も当てられないほど劣化した。
こうした問題があるにせよ、われわれはまだ臨界点を超えてはいないと信じている。
つまり、現在の日本の状況は、まだ修復可能な段階にあると思う。
そうであれば、われわれは、一刻も早く日本の再建に全力を尽くすべきだ。」
このような言葉は本来、政治家の皆様、総理大臣、その他、政府関係者、官僚の方々が言わなければならない台詞なのではないのでしょうか?
そして「われわれは未来の世代に対する責任を果たしていない」そう言うべきであり、
国民に頭を下げ、反省し、総辞職してもおかしくないのではないでしょうか。
野口悠紀雄氏の未来の世代を担う人たちに対する愛情が感じられ、
それが感動を誘ったのかもしれません。
野口氏は昨年暮れに83歳になられました。
近くにいる80歳代の祖父のような人が、80歳代の父がそのような人が、
このような愛情深い態度で未来を担う人たちのために責任を感じてくれることがあれば、そして再建のために力を出してくれることがあれば、日本はもっと素晴らしい国になるような気がしています。
是非皆様、野口悠紀雄氏の「2040年の日本」手に取って御覧くださいませ。