[:ja]水瓶座の土星で失うもの[:]
内閣府副大臣の三ツ林裕巳氏(1955年9月7日生まれ・乙女座)がおっしゃるには、フランスではお子さんが三人いたら、その家族の交通費は全部無料になるそうです。
なんて羨ましい素晴らしい政策なんでしょう。
それに比べらたら、日本は残念なことばかりですね。
知り合いの産婦人科病院の院長先生は会うたびに
「もう病院閉めようと思うけど」とおっしゃいます。
経営が大変でやっていけないそうなのです。
庶民からすると、産む病院が少なくなっているのでは?
それなのに閉めてしまうと、国民が大変になるのでは?
でも、病院が赤字で大変なら、仕方ないのかしら?
でも、なんで? どうして? おかしくない?
小児科も減っているのに、産婦人科まで減っていく。
保育園も消えていき、新しい建物が立てばシニアホームばかり。
我が家の近所でも昨年からもう三棟新しいシニアホームができていますが
保育園、幼稚園は新設されている気配はありません。
2020年昨年はコロナ禍の影響もあり、
日本のベビーの誕生は84万8千人。
今年はさらに割り込み、75万人になるのでは?と言われています。
婚姻数も大幅減となっていることもあり、出生数が増えないのは当然のこと。
2021年今年の予想の75万人は、コロナ禍以前のベビー出生推定数2035年度に相当するそうです。
昨年の12月17日から凶星・土星は水瓶座入りしました。
水瓶座の暗示するもの、そして水瓶座の合い向いに位置する獅子座の暗示するものに
困難を与える運がスタートしています。
水瓶座は「人権」「平等」
獅子座は「子供」「恋愛」を暗示していますから、出生数激減は実に納得いく現象ではありますが、土星は3年間滞在しますので3年かけてさらに出生数は激減していく模様です。
早く歯止めをかけないといけないと思うところですが
政府の子育て世帯に対しての政策は随分と不評なようです。
さて、2年前のデータで申し訳ありませすが全国民の給与所得者の中で、東京都の平均年収は616万円
最下位の青森県は359万円でした。
給与所得者の中で1000万から1500万稼いでいる人たちは全体の3.6パーセント、248万人いらっしゃるそうです。
沢山稼いでいても借金も沢山しているようで、1000万円から1200万円の収入がある人の中で62.3パーセントは何らかの借金があるそうです。
そのうち2000万円以上の借金、ローンのある人の割合は38.5パーセントです。
コロナ禍となり経済状況も一変している今、このデータは全く役に立たないかもしませんが・・・・。
東京都に住み、年収は高くても、高い家賃、高いローンを支払い、毎晩遅くまで働き体調も低迷する、しかも保育園はないなど苦戦を強いられているキャリアウーマンの方がいらっしゃいます。
政府は女性も働け、働けと言いますが、男性も忙しいこともあり、家事、育児などやる時間も奪われている。
政治家や特別な人物にならないと育児休業もとれない日本ですから、都民でしっかり仕事をしている若い人たちはかなりの無理を政府に強いられているようです。
子供の児童手当に関しての変化からも見ることができるようです。
今年の2月1日までは
1~2歳 月15,000円
3~15歳 月10,000円(第3子以降は15,000円)
子供2人の場合13年間で
15,000円×12月×2年+10,000円×12月×13年=1,920,000円
1,920,000円×2人=3,840,000円
最大でこれだけもらえていたそうです。
これまでも所得制限があったけれど、所得制限に引っかかる家庭も【児童手当の特例給付】制度によって子供1人あたり月5,000円給付されていた。
夫婦どちらかが年収1,040万円以上の家庭であっても
子供2人の場合
5,000円×12月×15年=900,000円
900,000円×2人=1,800,000円
これだけもらえていたそうです。
しかし今年2021年2月2日に、夫婦どちらかの年収が1,200万円以上の家庭について、【児童手当の特例給付】がカットされることが決まりました。
夫婦どちらかの年収が1,200万円以上の家庭は児童手当が1円ももらえなくなりました。
収入が普通の家庭で子供2人の場合13年間で
15,000円×12月×2年+10,000円×12月×13年=1,920,000円
1,920,000円×2人=3,840,000円
最大でこれだけ支給されます。
夫婦どちらかの年収が1,200万円以上の家庭は子供を何人産んでも児童手当は0円なので、差額は以下のとおりです。
子供1人の場合 1,920,000円
子供2人の場合 3,840,000円
子供3人の場合 5,760,000円
これだけ日本の政策は低所得世帯の子供を優遇、高所得者たちは優遇されていないということになります。
高所得者であったとしてもそれは簡単に稼いでいるのではないと思います。
人の何倍も努力し、人の何倍も無理し、時間も体力も削って削って頑張っている若者たちです。
また、子供1人につき1,920,000円の児童手当はどこから出てくるのか?と言えば、
納税者が納めた税金から出ているのは当然のことでしょう。
納税額をざっくりと計算すると・・・
年収1,200万円の場合、手取りは大体850万円。
つまり、納税額は1年間で350万円。
年収400万円の場合、手取りは大体310万円。
つまり、納税額は1年間で90万円。
年収1,200万円の人は、年収400万円の人と比べて1年間で350万円ー90万円の260万円多く税金を払います。
そして児童手当は子供が15歳になるまで。
15年間の納税額の差額は?
260万円×15年=3,900万円
年収1,200万円の人は、年収400万円の人と比べて、
15年間で合計3,900万円も多く税金を納めていることになる。
3,900万円も多く税金を納める家庭の子供たちは手当てを1円ももらえない。
でも、年収400万円の家庭の子供たちは、1年間で子供1人あたり1,920,000円も児童手当が支給されます。(児童手当の計算:15,000円×12月×2年+10,000円×12月×13年=1,920,000円)
また年収が多い家庭の場合、
年収400万円の家庭の子供が優先して保育園に入ることができ、
年収1,200万円の家庭の子供は落とされることがあり得るそうであり、
それは多々ある出来事です。
結婚し妻も正社員であると保育園に預けられない場合は、仕方ないのでベビーシッターなど利用してかなりの高額で子供さんを預けることとなり、家のローン返済、仕事のストレス、家事育児に関して夫のサポートが見えてこない、そんなことで疲弊していらっしゃる知り合いもいらっしゃいます。
こうなってくると、夫婦であっても妻とは離婚し、
戸籍上は他人となり、妻が一人で子育てしている風を装ったほうが
経済的には有利になるということが言えるかもしれませんね。
ということで水瓶座の土星が進行する間、自由、平等、人権の侵害もはっきり出てくるかもしれません。
頑張った人が報われる社会。
どんなに時代が新しくなっても頑張った人が報われる社会、
それを私たちは目指していきたいと思うのですが・・・・
子育て環境においてこんなに差が出てきているとは・・・
そんな当たり前のことさえも、今、がたがたかと音を立てて崩れようとしています。
コロナ禍で戦っているお医者様の家庭、看護師さんの家庭を見捨てる政府、
それを見ても、頑張っている人たちが報われていないと思う人は多いのでは・・・・。
コロナ患者を受け入れている東京女子医大で職員に対してコロナに感染した場合
原因によっては休業中は無給にする。そのようなお達しが出ていたそうです。
頑張っている医療従事者に対して鞭打つような話であり、
信じがたいことです。
水瓶座の土星が進行中に、私たちの人権さえも失われることがないよう
祈りたいものです。
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