[:ja]黒木登志夫先生は言いました。 「コロナに感染するということは、エベレストに登るのと同じくらい危険なことだ」[:]

2020年06月27日(土)11:35 PM
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黒木登志夫先生は言いました。

「コロナに感染するということは、エベレストに登るのと同じくらい危険なことだ」

 

お医者様でもあり、元学長でもあり、岐阜大学の名誉教授でもあり、サイエンスライターでもある黒木登志夫先生(1936110日生まれ・山羊座)WHO、中国そして日本のコロナ対応についての講演Zoomがあり

参加いたしました。

 

 

黒木先生はお医者様で癌研究の第一人者でもありますが、生きることに関して多くの提言をされ、中公新書では六冊も出版されています。

以下の2冊はとても面白いので是非お読みください。

 

 

さて、その黒木先生は世界の、そして日本のコロナウイルスへの対応などまとめて教えてくださいました。

 

コロナウイルスの発生の経緯、罹患者数、現在の状況など皆様もよくご存知なので、

それらのことははぶきますが、黒木先生はしっかりとした口調でおっしゃいました。

「このウィルスは誰かが人工的に作ったものではなく、自然発生したものだ」と。

もし、人工的に作ったものであれば、その制作過程がわかるから、誰もがその難問を解くことができる。

しかし、そうではないから、わからないのだ。

 

中国の武漢にはマグニチュード7の地震にも洪水にも耐えられるように作られている

病毒研究所があります。(病毒とはウィルスのことで、日本も昭和27年まではウィルスという言葉は使わずに、病毒という言葉を使用していたそうです。)

中国最初のバイオセーフティレベル4(4は最高)の設備を備えている研究所です。

そこの優秀な研究員の一人である石正麗先生Shi Zhengli(1964年5月26日生まれ・双子座)は昨年の12月30日にコロナウイルスゲノムの解読に着手、

そして今年1月3日、新型コロナウイルスのゲノムの解読に成功したそうです。

 

双子座生まれはもともと才能豊か、天才肌の人が多くみられますが、

新型コロナウイルスのゲノム解読したのが中国の女性だったなんて、

凄いことですね。

日本女性の研究者も頑張って頂きたいものです。

 

さて、黒木先生は言いました。

コロナウイルスの死亡率は5.3パーセント

エベレスト登山での死亡率は5.7パーセント

つまり、コロナに感染するということは、エベレストに登るくらい危険なことなんです。

 

ほぉー、そう例えられるととてもよく理解できます。

どれほど怖いことなのか、想像することができます。

 

黒木先生は続けます。

何故PCR検査がなかなかできないかと言うと、

日本ではPCR検査は行政検査だからだそうです。

つまり国が支配している検査ということだそうです。

だから保健所でなければいけないということがまかり通り、沢山の人たちの検査ができないということになっていたそうです。

 

そんな制度、こんな100年に1度の危機のときなのだから、

さっさと変えればいいじゃないの?と思いますが、

日本という国は、「利権」とか「忖度」とかが充満している国なので、

「はい、変えましょう」といかないようです。

自分のところの権利は手放さない。

あー、ばかばかしいことですね。

 

黒木先生は言いました。

実際、国がお金を出さないので、私立病院などは自腹でPCR検査をしていて、

慶応義塾大学病院は700件、千葉大学は300件くらい、

自分のところで検査していると言っていました。

 

なんてこと!

くだらない縄張り争いみたいなことで、私たちは苦労させられています。

縄張り争いってヤクザの世界だけではなかったんですね。

 

また、実に恥ずかしいことがわかりました。

外国にはそれぞれの国で運営している「疾病予防管理センター」というものがあるそうです。

CDC Center for Disease control and Prevention

しかし黒木先生は言いました。

「日本にはない」

 

ええっ!

ないの?

疾病センターとは恐ろしい病気、ウィルス、完治しない病気などを研究し、予防するところですが、日本はこんなに医療が進んでいるのにないの??

あり得ないーーー。

 

柳井正氏(194927日・水瓶座生まれ)は先日、本庶佑博士、山中伸弥博士の研究など、京都大学に100億円寄付して話題となりました。

日本の国をよくしたいという心からの素晴らしい行為です。

さあ、次は日本初の疾病センターを柳井氏におねだりしましょう。

もう政府はアテにならないのですから、心ある実業家しか日本には頼りになる人はいないのかもしれません。

 

さて、星占いを執筆している雑誌「集中」には、とても恐ろしいことも書いてありました。

なんと、コロナ患者が増えて、ベッド数が足りないと、連日テレビでやっていたのにも関わらず、なんと自衛隊中央病院のベッドは増やすどころか一定数しか稼働していなかったそうです。

余裕、余裕の自衛隊中央病院。

有事のときに最後の砦となるのがこの病院だそうです。

そのため、万が一のときの訓練は1年に何度か必ずしていて、対策万全だそうです。

 

それにもかかわらず、自衛隊中央病院はベッドをフル稼働させることなかった。

東京都のコロナ対策病院に入っていなかったために、

東京都から何も云われなかったそうなのでベッド500床も増やせるはずが、

何もしなかった。

 

そのため、訓練されていた人たちではなく、民間の何の訓練もされていない看護師さん、ドクターたちが命を賭けて働くはめになったのです。

 

エーーーーーーーっ!

 

なんなの!

云われないからって、自分から進んで手を挙げないの?

自衛隊って国民の命を守るんじゃないの?

 

 

黒木先生のお話、自衛隊病院の話、

がっかりすることばかりで、今夜はくらくらしてしまいました。

 

コロナウィルスは確かに怖いけれど、

一番怖いのは考えない人間ではないかしら。

規則だなんだと理屈をつけて人のためになることをしない、

心ない人間がこの世で一番怖い。

 

そして、確実に現在の日本は、心ない、自分で考えない人間たちの手で

動いているような気がしています。

 

最後に黒木先生は「日本にはきちんとしたサイエンスのわかるスポークスマンがいない。専門家会議も政府のスポークスマンもどちらのきちんとした発表ができていない。だから国民は惑わされてしまう。これは問題である」とおっしゃっていました。

 

黒木先生、スポークスマンになってください。

 

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